J１リーグ ２ndステージ・８節
名古屋グランパス － FC東京
８月22日（土）／19:00／豊田スタジアム
 
名古屋グランパス
２ndステージ成績（７節終了時）：５位　勝点13　４勝１分２敗　12得点・10失点
年間成績（24試合終了時）：８位　勝点35　10勝５分９敗　30得点・28失点
※８月21日時点
 
【最新チーム事情】
●ダニルソン、L・ドミンゲスがベンチ入りの可能性。
●永井、川又の代表コンビはほぼ万全のコンディション。
●勝てば首位へ肉薄する可能性もあり、選手のモチベーションは高い。
 
【担当記者の視点】
　前節の松本戦は、「自分たちが思い描いていた戦いを示せなかった」（西野監督）と言うとおり、内容は褒められなかったが敵地で勝点３を獲得。なにより、前々節・横浜戦での完敗（●０-３）を引きずらず、上位戦線に踏み止まれたのは大きい。
 
　そんななかで迎えるFC東京との〝上位対決″は、ある意味、今後を占う一戦と言える。代表戦での疲労が抜け切れていなかった永井、川又のコンディションはほぼ回復し、首位肉薄のチャンスへ、選手たちの士気は高まる。また、このタイミングで、ダニルソン、L・ドミンゲスの両外国籍助っ人に起用の目処が立ったのも、追い風となりそうだ。
 
　内容では３連勝中のFC東京に分がありそうだが、劣勢を挽回できる粘り強さが今の名古屋の真骨頂でもある。苦しい時間帯を耐え凌ぎ、ワンチャンスを活かせるかがポイントとなるだろう。
 
FC東京
２ndステージ成績（７節終了時）：４位　勝点13　４勝１分２敗　10得点・７失点
年間成績（24試合終了時）：３位　勝点48　15勝３分６敗　34得点・25失点
 
【最新チーム事情】
●大黒柱の森重が累積警告で出場停止。CBは丸山と吉本のコンビが有力。
●右太腿裏の怪我で戦線離脱していた太田が練習に復帰。回復状況によっては左SBで先発も。
●足首の負傷でG大阪戦を欠場した東はスタメンに復帰か。


【担当記者の視点】
　仙台、甲府に続き、昨季王者のG大阪を撃破。権田、梶山、石川、太田と複数の主力を怪我などで欠きながらも、機能美に優れたサッカーでリーグ３連勝を飾った。
 
　ただ、豊田スタジアムに乗り込む名古屋戦は、CBでキャプテンの森重が累積警告で出られない。川又、永井といった代表組を、吉本と丸山のCBコンビが抑え込めるかは見どころのひとつ。また太田が欠場した場合は、目下売出し中の右SB松田のパフォーマンスにも注目だ。
 
　攻守の素早い切り替えからカウンターを仕掛けるうえでは、中盤のパスワークに加え、N・バーンズのテクニックとスピードが肝になる。徐々にフィットしてきたこのオーストラリア代表FWが１得点・１アシストをマークしたG大阪戦と同じく、前線で大暴れできれば白星を掴めるはずだ。