気迫溢れたプレーでチームを支えた米本もMOMに匹敵する輝き。
【試合内容】
豪雨のなかキックオフされた試合は、ホームのFC東京が15分に先制した。N・バーンズの右サイドからのクロスに右足で合わせたのは、MFの米本。東アジアカップで出番がなかった悔しさをぶつける一撃で、サポーターに歓喜をもたらした。
【J1 PHOTOハイライト】2ndステージ・7節
1-0となってからは膠着状態に。パスワークで崩そうとするG大阪をFC東京が組織立った守備で食い止める展開となり、双方ともあまり良い形を作れないまま前半を終えた。
後半に入るとG大阪が反撃。47分に宇佐美のサイドチェンジから、右SBの米倉がヘッドで落としたボールをパトリックが押し込んで1-1に追いつき、以降、流れはアウェーチームに傾きかけた。
しかし、FC東京はその波に呑み込まれなかった。カウンターでチャンスを窺い、そして59分には羽生のクロスに頭で合わせたN・バーンズの勝ち越し弾で再びリードを奪ったのだ。結局、このまま逃げ切りに成功。リーグ3連勝で、4位に浮上した。
【チーム採点・寸評】
FC東京 6.5
「堅守速攻」と呼ぶに相応しい戦術で、難敵のG大阪に勝利。N・バーンズを軸とした攻撃は、スピードに加えて“怖さ”もあった。
G大阪 5
一旦は追いついたとはいえ、第1ステージ当初の強さは感じられなかった。「負けるべくして負けた」とは長谷川監督のコメントだ。
【FC東京|採点・寸評】
GK
13 榎本達也 6.5
前節の甲府戦に続き、ビッグセーブでチームを救った。オーバートレーニング症候群に陥った権田の穴を十二分に埋めていると言える。
DF
2 徳永悠平 6
陸上選手のようなスプリントと縦へのドリブルで局面を前に進めた。安定していただけに前半だけでの交代(脱水の疑い)が悔やまれた。
3 森重真人 6
パトリックにしてやられた失点シーンを除けば、大きなミスはなかった。55分に宇佐美をテクニカルファウルで止めたあたりはさすが。
5 丸山祐市 6
前半はCBで、徳永が急きょ退いた後半は左SBで奮闘。急なコンバートにも及第点のプレーで応え、優れたユーティリティ性を発揮した。
50 松田 陸 6
敵SBの藤春に何度か裏を取られたが、トータルでは悪くない出来だ。セットプレーのキッカーを任されたあたりに監督の信頼が窺える。
MF
4 高橋秀人 6.5
CBふたりと程良い距離感を保ちながら、スペースを潰した。機を見たオーバーラップでエリアに侵入するスタンスも高く評価したい。
7 米本拓司 7
N・バーンズのパスを右足で押し込み、今季J1初ゴール。2点目の起点になるなど、気迫溢れるプレーでチームを根底から支えた。
17 河野広貴 6
スライディングでの守備から前田との連係で決定機を作り出した31分のプレーはグッド。左足のシュートが決まっていれば完璧だった。
22 羽生直剛 6.5
先制点につながるポストプレーも、2点目のアシストになったピンポイントクロスも“教材の見本”にしたい。味わい深い技術だった。
FW
16 ネイサン・バーンズ 7
15分に持ち前のスピードで岩下を翻ろうし、米本に最高のラストパス。以降も果敢にドリブルで攻め込み、58分には値千金の決勝弾とMOMに相応しい活躍だった。
20 前田遼一 6
攻撃面ではターゲットマンとして、守備面ではファーストDFとして機能。ゴールこそないものの、最後までチームのために走り切った。
交代出場
DF
29 吉本一謙 6
後半の頭に投入され、いきなりパトリックに一発を食らった。それでも動揺することなく、以降は森重とともにゴールを許さなかった。
MF
8 三田啓貴 5.5
中盤で上下動を繰り返して献身的に振る舞う半面、違いを作り出すプレーは皆無に等しかった。N・バーンズとの呼吸がいまひとつ。
FW
21 サンダサ -
同時期に加入したN・バーンズの活躍に刺激されたか。フィジカルを活かしたドリブルでゴールへの突破口を開こうとチャレンジした。
監督
マッシモ・フィッカデンティ 7
権田、太田、梶山ら怪我人が相次ぐなかでも、チームをひとつにまとめた。「ピンチをチャンスに」を実践した手腕は見事のひと言だ。
豪雨のなかキックオフされた試合は、ホームのFC東京が15分に先制した。N・バーンズの右サイドからのクロスに右足で合わせたのは、MFの米本。東アジアカップで出番がなかった悔しさをぶつける一撃で、サポーターに歓喜をもたらした。
【J1 PHOTOハイライト】2ndステージ・7節
1-0となってからは膠着状態に。パスワークで崩そうとするG大阪をFC東京が組織立った守備で食い止める展開となり、双方ともあまり良い形を作れないまま前半を終えた。
後半に入るとG大阪が反撃。47分に宇佐美のサイドチェンジから、右SBの米倉がヘッドで落としたボールをパトリックが押し込んで1-1に追いつき、以降、流れはアウェーチームに傾きかけた。
しかし、FC東京はその波に呑み込まれなかった。カウンターでチャンスを窺い、そして59分には羽生のクロスに頭で合わせたN・バーンズの勝ち越し弾で再びリードを奪ったのだ。結局、このまま逃げ切りに成功。リーグ3連勝で、4位に浮上した。
【チーム採点・寸評】
FC東京 6.5
「堅守速攻」と呼ぶに相応しい戦術で、難敵のG大阪に勝利。N・バーンズを軸とした攻撃は、スピードに加えて“怖さ”もあった。
G大阪 5
一旦は追いついたとはいえ、第1ステージ当初の強さは感じられなかった。「負けるべくして負けた」とは長谷川監督のコメントだ。
【FC東京|採点・寸評】
GK
13 榎本達也 6.5
前節の甲府戦に続き、ビッグセーブでチームを救った。オーバートレーニング症候群に陥った権田の穴を十二分に埋めていると言える。
DF
2 徳永悠平 6
陸上選手のようなスプリントと縦へのドリブルで局面を前に進めた。安定していただけに前半だけでの交代(脱水の疑い)が悔やまれた。
3 森重真人 6
パトリックにしてやられた失点シーンを除けば、大きなミスはなかった。55分に宇佐美をテクニカルファウルで止めたあたりはさすが。
5 丸山祐市 6
前半はCBで、徳永が急きょ退いた後半は左SBで奮闘。急なコンバートにも及第点のプレーで応え、優れたユーティリティ性を発揮した。
50 松田 陸 6
敵SBの藤春に何度か裏を取られたが、トータルでは悪くない出来だ。セットプレーのキッカーを任されたあたりに監督の信頼が窺える。
MF
4 高橋秀人 6.5
CBふたりと程良い距離感を保ちながら、スペースを潰した。機を見たオーバーラップでエリアに侵入するスタンスも高く評価したい。
7 米本拓司 7
N・バーンズのパスを右足で押し込み、今季J1初ゴール。2点目の起点になるなど、気迫溢れるプレーでチームを根底から支えた。
17 河野広貴 6
スライディングでの守備から前田との連係で決定機を作り出した31分のプレーはグッド。左足のシュートが決まっていれば完璧だった。
22 羽生直剛 6.5
先制点につながるポストプレーも、2点目のアシストになったピンポイントクロスも“教材の見本”にしたい。味わい深い技術だった。
FW
16 ネイサン・バーンズ 7
15分に持ち前のスピードで岩下を翻ろうし、米本に最高のラストパス。以降も果敢にドリブルで攻め込み、58分には値千金の決勝弾とMOMに相応しい活躍だった。
20 前田遼一 6
攻撃面ではターゲットマンとして、守備面ではファーストDFとして機能。ゴールこそないものの、最後までチームのために走り切った。
交代出場
DF
29 吉本一謙 6
後半の頭に投入され、いきなりパトリックに一発を食らった。それでも動揺することなく、以降は森重とともにゴールを許さなかった。
MF
8 三田啓貴 5.5
中盤で上下動を繰り返して献身的に振る舞う半面、違いを作り出すプレーは皆無に等しかった。N・バーンズとの呼吸がいまひとつ。
FW
21 サンダサ -
同時期に加入したN・バーンズの活躍に刺激されたか。フィジカルを活かしたドリブルでゴールへの突破口を開こうとチャレンジした。
監督
マッシモ・フィッカデンティ 7
権田、太田、梶山ら怪我人が相次ぐなかでも、チームをひとつにまとめた。「ピンチをチャンスに」を実践した手腕は見事のひと言だ。