ユアスタに“凱旋”した仙台ユース出身の千田海人と吉田伊吹。夢の舞台で示した成長

カテゴリ:Jリーグ

小林健志

2022年05月02日

先発出場の千田は得点に絡む活躍を披露

憧れの舞台ユアスタで奮闘を見せた秋田の千田(左)と吉田(右)。(C)J.LEAGUE

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[J2第13節]仙台3-1秋田/5月1日(日)/ユアテックスタジアム仙台

 Jクラブのアカデミー選手たちは、トップチーム昇格を目指し、日々奮闘する。しかし、なかには昇格が叶わず、大学などを経由して他のクラブでプロとして活躍し、対戦相手の選手として、アカデミーで所属したクラブへ“里帰り”することがある。

 5月1日に行なわれたJ2第13節で、仙台のホームに乗り込んだ秋田には、ともに宮城県出身で元仙台ユースのDF千田海人とFW吉田伊吹がいた。

 千田は仙台ユースに2010~12年在籍。強靱なフィジカルを生かした競り合いの強さが魅力の選手だったが、トップ昇格は叶わず、神奈川大に進学。そこで頭角を現し、17年に当時J3の秋田に加入する。秋田でレギュラーに定着し、ディフェンスリーダーとしてチームの顔となり、20年のJ3優勝に貢献。今季も堅守の中心選手として活躍を見せている。

 吉田は仙台ユースに13~15年在籍。真面目な性格で、前線からの守備を献身的に行ない、長身を生かした競り合いにも定評があったが、トップ昇格は叶わず産業能率大に進学。3年時に関東大学リーグ昇格決定戦でゴールを決めるなど、中心選手として活躍し、20年にJ3長野に加入。昇格争いをするチームの中心選手となる。その活躍が認められ、翌年にJ2昇格した秋田に新天地を求め、移籍1年目は3得点。持ち前の献身性と身体の強さを存分に発揮している。
 
 そんな2人が時を経て、アカデミー時代に夢の舞台だったユアスタのピッチに立った。

 先発出場の千田は、得点に絡む活躍を見せた。27分、MF才藤龍治がロングスローと見せかけて、近くのDF藤山智史にスローイン。藤山がファーサイドにクロスを送ると、千田は仙台DF真瀬拓海を引き寄せる動きでFW武颯をフリーにして、武のヘディングシュートのお膳立てをした。その後は守備で身体を張ったプレーを見せたが、チームとしては3失点。終盤はパワープレーで前線に出て、シュートも2本放ったが、ゴールは奪えなかった。
 
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