現地時間４月23日、ブンデスリーガのバイエルンはドルトムントと対戦し、３-１で白星を手にした。この勝利により、通算32度目の優勝、そして10連覇という偉業を達成している。

　この試合で２点目となるロベルト・レバンドフスキのゴールをお膳立てしたのがトーマス・ミュラーだ。34歳のドイツ代表FWは試合後、フラッシュインタビューに応じ、「今日は本当に勝ちたかった。ドイツのタイトルを獲得することは最も美しいことだ」と心から喜んでいることを明かした。

　その場ではベテランらしい落ち着きを見せていたミュラーだが、いざ優勝Tシャツに着替え、ブンデス優勝では恒例のビールを片手に仲間やファンとともにタイトル獲得を祝う場面になると、”悪ガキ”の一面をのぞかせた。
【動画】シュバインシュタイガーの顔面に直撃！ ミュラーが元同僚に容赦なくビールをかけた瞬間をチェック

　この日、米スポーツチャンネル『ESPN』で解説を担当していたのが、元ドイツ代表でバイエルンOBのバスティアン・シュバインシュタイガーだ。現役時代には同クラブに13シーズン在籍し、公式戦通算500試合出場、67ゴールを記録しているレジェンドのひとりである。

　いざ優勝が決まった後、シュバインシュタイガーは解説席からピッチサイドに降りてコメントしていた。しかし、その背後からミュラーが縦に長いグラスになみなみと注がれたビールを手に接近。不意打ちで元チームメイトにビールをぶちまけたのだった。

　思わず顔をそむけたシュバインシュタイガーだが、その後にフランス代表バンジャマン・パバールもしれっと追撃。レジェンドは顔の液体を拭いながら、寄ってきたミュラーの首根っこをつかみ、「絶対にやるなと言ったのに！」と笑いながら叱った様子が公開されている。

　当のミュラーは「ヴァー！」と意味のない叫びで応じたのみで、悪びれた様子は無し。この姿にファンからは「これが許されるのはミュラーだけだ」「ミュラーは常にミュラー」「バスティアン、久々に見られてうれしいよ」「元同僚に対してだけに、容赦ないな(笑)」「これは笑う」「ずっとこれを見て笑ってるよ。楽しすぎる」といった声が寄せられている。

　ちなみに、ブンデスリーガ公式の発表によれば、ミュラーはこれで個人としてブンデスで通算11度目のタイトル獲得となるが、これはリーグ最多記録だという。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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