リオネル・メッシの腕に“GOAT”の称号が加わる。

　パリ・サンジェルマンは現地時間４月14日、グローバルプラットフォーム『GOAT』と、複数年に渡る大規模なパートナーシップを締結したことを発表した。この契約により、来シーズンからは男子トップチームのユニホームの袖には、同社のロゴが付くこととなった。

　クラブ公式サイトによれば、GOATは2015年の創業以来、世界をリードする最も信頼されるスニーカーマーケットプレイスとなり、厳選された新ブランド、人気ブランド、定番ブランドのアパレルやアクセサリーを提供するまでに拡大。

　一次市場と再販市場の間に位置する独自のポジショニングにより、デジタルプラットフォームと小売店舗で様々な時代のスタイルを提供するとともに、170か国、4000万人以上の会員に商品を届けているという。

　そんな発表を受け、俄然注目を集めているのが、他でもない新スポンサーの社名だ。「GOAT」はGreatest Of All Time（史上最高）の略でもあり、サッカー界ではメッシやクリスチアーノ・ロナウドを称賛する言葉として、SNS上で頻繁に飛び交っている。
【画像】エムバペがいない！話題となった“GOAT袖”お披露目ポスター

　英紙『The Sun』は、C・ロナウドと世界一の座を巡って争うメッシに、強力な援軍が加わったと反応。ユーモアたっぷりにこう伝えている。

「メッシとロナウドは素晴らしいライバル関係にあり、チームのトロフィーや個人の栄誉、GOATのステータスを巡って、真っ向からぶつかり合ってきた。そして20年近くに渡り、ファン、選手、評論家はどちらのスーパースターが優れているのかを競い合ってきた。しかし今、ついにGOATの称号が非公式に下されたようだ。ロナウドのサポーターは、それほど喜んでいないかもしれない」

　一方、スペイン紙『MARCA』は、このリリースで使用されたポスターに、クラブの顔であり、去就が注目を集めるキリアン・エムバペが写っていないことに着目。「憶測が爆発し、キリアンが出てこないのは、レアル・マドリーに行くからだとはっきり言う人がいる」と伝えたうえで、「だが『謎』の解答はもっと単純だ」と、その理由を以下のように説明している。

「エムバペは、６月30日に現行の契約が終了となるため、来シーズンのスポンサーに関するプロモーション映像に出演できない。これはフランスのクラブによって与えられた論理的な説明であり、選手の最終的な決断とは何の関係もない」

　来る2022-23シーズン、新世代を象徴する若きエースは、メッシ、ネイマール、そしてGOATとともに、悲願のチャンピオンズ・リーグ制覇を目指すのだろうか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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