現地時間４月９日に開催されたスコットランド・リーグ第33節で、首位のセルティックは11位のセント・ジョンストンとホームで対戦し、７―０で圧勝を収めた。

　開始８分、ゴールラッシュの口火を切ったのが旗手怜央だった。ペナルティエリア内でのパス交換から、左足を一閃。鋭いシュートで鮮やかにネットを揺らした。36分には、前田大然も負けじと一発。ジョッタのピンポイントクロスをヘッドで叩き込んだ。

　その後、６―０となって迎えた74分には、故障で昨年12月以来離脱していた古橋亨梧が、ついにピッチへ。するとその古橋は、直後の78分に絶妙な縦パスをゴール前に供給。これに反応した前田が相手と競り合いながらも上手く落とすと、最後はリエル・アバダが流し込み、ゴールラッシュを締めくくった。
【動画】セルティック、古橋復帰に旗手＆前田弾を含む圧巻の祝砲７発！

　日本人トリオのセンセーショナルなパフォーマンスには、現地メディアも高評価だ。『THE CELTIC WAY』は採点記事で、先発した旗手と前田にはいずれもチームトップタイの「８点」を付け、それぞれ以下のように絶賛している。
 

「このMFは、リーグ戦をフルシーズン戦う厳しさに対応し、猛烈なセルティックでのキャリアのスタートの状態を取り戻した。日本代表選手は、８分に素晴らしい左足でのシュートで先制点を挙げ、その後には超絶技巧で２点目を加えそうになった。彼の動きとパスは、時に難なくこなせるように見え、ユラノビッチが決め、４―０としたPKも彼が獲得した」（旗手）

「日本代表FWは素晴らしい働きぶりで、ジョッタのクロスにヘッドで見事に合わせ、セルティック加入後７点目となるゴールを決めた。彼はとても危険な選手であり、攻撃のバリエーションが豊富なため、常にディフェンダーにとって大きな脅威となり、感動を与え続けている」（前田）

　古橋は短い出場時間だったため点数は付けられていないが、「キョウゴの復帰を歓迎する」と、早速見せ場を作ったことを褒め称えている。

「彼の最初の攻撃への関与で、アバダが７―０とした」

　次戦以降は、この日は出番の訪れなかった井手口陽介を含め、日本人カルテットの揃い踏みも期待したいところだ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

【動画】地元メディアが公開！称賛を浴びた古橋の行動

【PHOTO】「美人すぎる」、「セクシーすぎる」フットボーラーの妻＆恋人たち