【湘南】3戦フル出場の遠藤航がA代表定着に意欲「海外組も含めたメンバーに入りたい」

カテゴリ:Jリーグ

小田智史(サッカーダイジェスト)

2015年08月11日

「初めてのA代表でしたけど、最低限自分の良さは出せたと思う」

東アジアカップでは代表デビューを果たし、初招集組では唯一の3試合フル出場。「求められていることは湘南のそれに近い」と手応えを語った。 写真:小倉直樹(サッカーダイジェスト写真部)

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 8月9日の中国との東アジアカップ最終戦を終え、10日に帰国したばかりの遠藤航は、8日間で3試合を戦った過密日程の疲れも見せず、第2ステージ・6節の清水戦に向けた約2時間のチーム練習をこなした。その後は、気温35度の炎天下で待っていた30人以上のサポーターに、サインや記念撮影など一人ひとり丁寧に応じる。「A代表戦士」となっても、それまでと変わらない“湘南の若大将”がそこにいた。
 
 史上初の最下位に終わった今回の東アジアカップにおいて、遠藤の台頭は間違いなく収穫だった。槙野智章、森重真人、山口蛍とともに3試合フル出場。今回の初招集組のなかではただひとりの快挙である。
 
「初めてのA代表でしたけど、普段Jリーグで戦っている選手が多かったので、すんなりチームに溶け込ませてもらいました。槙野くんとか(チームを)盛り上げる人がいて、雰囲気は良かったです。個人としては3試合出るとは思っていませんでしたが、まずは守備で自分の良さを出していこう、と。1対1で負けないとか、最低限自分の良さは出せたかなと思います」
 
 北朝鮮戦と韓国戦で務めたのは、これまでほぼ未経験のSBだったが、初戦の開始3分に武藤雄樹のゴールをアシストして「最初の一本が決まって乗れた」(遠藤)。中国戦では一転してボランチでの起用も、予備登録の段階でMF登録だったこともあり、ボランチでのイメージも作り上げて大会に臨んでいただけに、違和感なくプレーできた。もちろん、実際に体験することで見えてきたものもあったという。
 
「ハリルホジッチ監督からは、初招集組だけのミーティングの時に『お前のプレーは40歳に見える』と言われました。おそらく、『休んでいる時間が多い』『もっと上がって行け』というメッセージだったと思います。SBとしては運動量がまだまだ足りないし、細かいラインコントロール、スローインのマーク、球際の攻防を追求していかないといけない。自分的にはもう少し攻撃参加の回数を増やして、チームの状態が悪い時に、サイドで起点になってボールを動かしていければ、と感じました」
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