批判を浴びていた前田大然にとって、嫌なムードを吹き飛ばす一戦となった。

　３月６日、セルティックはスコットランドリーグ第30節でリビングストンに敵地で３-１と勝利した。ヨーロッパカンファレンスリーグの決勝トーナメント・プレーオフで敗れ、リーグ前々節のハイバーニアン戦をスコアレスドローで終えるなど、停滞が騒がれていたセルティックにとっては大きな白星だ。

　公式戦で４試合ゴールがなく、批判の声も寄せられていた前田も、序盤から活躍した。15分のシュートで相手のハンドを誘い、PKを獲得。チームはこの好機を生かせなかったが、その直後に味方のシュートのこぼれ球を押し込んで先制点を挙げた。

　セルティックのレジェンドOBであるクリス・サットンは、自身のツイッターで「セルティックは本当に素晴らしいパフォーマンスだった」と賛辞を寄せている。

「ニル・ビトンはあまり称賛されていないが、彼はまったくもって見事だった。マエダは疲れ知らずで働き、ゴールで報われた。ジョッタは本当に相手の脅威となり、序盤はエクセレントだった。大きな３ポイントだ」

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　サットンのコメントを受け、セルティック専門サイト『67 HAIL HAIL』も「ダイゼン・マエダのエネルギッシュなパフォーマンスと成果を見ることができた」と、前田を称賛している。

「今日の彼にはゴールが必要と思われていたし、ボックス内でのポジショニングを考えれば２点目も絡んでいた。セルティックでのキャリアに弾みをつけようとしている彼にとって素晴らしい日だ」

　日本代表ストライカーはこの一発からゴールを量産していけるか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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