【東アジアカップ】語り始めたキーマン! 柴崎岳が示す「ゲームメイク」への強い意欲

カテゴリ:日本代表

五十嵐創(サッカーダイジェスト)

2015年08月04日

「選手の特長を活かした攻め方」「時間帯によってのゲームメイク」をしたい。

韓国戦ではスタメンが予想される柴崎。チームの質を上げるために、この男の存在は欠かせない。写真:小倉直樹(サッカーダイジェスト写真部)

画像を見る

 渡中した7月30日以来、ペン記者用のミックスゾーンを素通りしていた柴崎岳が、ついに立ち止まった。言及したのは、逆転負けした北朝鮮戦についてだ。
 
「裏のスペースは空いていましたし、得点のチャンスは何回もあったので、攻め方が間違っているとは思いません。ただ、そこの精度は詰めなければならないし、もちろんそれ(縦に速い攻撃)だけではいけないと思うので、しっかりとゲームメイクをしなければならなかったですね。試合をとおして自分たちの時間は少なかったと思います」
 
 柴崎が出場したのは55分から。1点リードの状態でトップ下に入り、自身も何度か追加点のチャンスを迎えた。しかし、そうした決定機を逃しているうちに、チーム全体の運動量が著しく落ち、最後は北朝鮮のロングボールに屈した。
 
「自分たちのコンディション的な側面もありますけど、そのなかでも結果を出さなければいけない。この暑さでコンディションもまばらなチーム状態なので、ある程度、チーム全体として守備の時はどういった守り方をするのかを全員が意識する必要があると思います」
 
 失点シーンは、いずれも長身FWを目掛けたロングボールによるものだ。日本は単調な放り込みへの対応が極めて曖昧で、蹴らせないように前線からプレスをかけるのか、それとも人数をかけてゴール前のセカンドボールを拾うのかを、まったく定められていなかった。
 
 とはいえ、敗因はそれだけではない。先に述べた追加点のチャンスを逃し続けたのも理由のひとつで、柴崎はこうした攻撃面の不振について以下のように述べている。
 
「出場する選手の特長を活かした攻め方をしたいし、時間帯によってのゲームメイクもしたい。監督の目指す縦に速いサッカーが効果的であるのは間違いないので、そこの質と精度をチーム全体で上げないといけません」
 
 目指すスタイルは間違っていないが、「質」は高める必要がある。欧州組不在のなかで、その「質」を上げるのは自分の仕事だと理解しているのだろう。
 
 与えられるポジションが本職のボランチなのか、それともトップ下なのかは分からないが、どの役割を与えられても「ゲームメイク」をしたい。その力強い言葉は、代表の主軸としての自覚を感じさせた。
 
取材・文:五十嵐創(サッカーダイジェスト編集部)
【関連記事】
【セルジオ越後の天国と地獄】必死さに欠けた日本は貴重なレッスンを受けたね
【東アジアカップ】“ニューフェイス”8人の現状をチェック!
【東アジアカップ】金田喜稔が北朝鮮戦を分析|“無理な縦パス”が多すぎた
【東アジアカップ】不慣れな右SBで“最高難度のテスト”を受けた遠藤航。「イメージどおり」のアシストで存在感
【東アジアカップ】前回大会MVPの山口が語る失点回避術
【日本 対 北朝鮮】サッカーダイジェスト特派記者の採点&寸評
【東アジアカップ】敗戦から一夜明けて――宇佐美「あと2、3点決めておかなければいけなかった」
【東アジアカップ】敗戦から一夜明けて――槙野「臆病なプレーが一番ダメ」

サッカーダイジェストTV

詳細を見る

 動画をもっと見る

サッカーダイジェストの最新号

  • 週刊サッカーダイジェスト 2026年7月・8月合併号
    6月3日(水)発売
    [特集]
    北中米ワールドカップへ
    日本代表展望&ガイド
    詳細はこちら

  • ワールドサッカーダイジェスト 2026年6月18日・7月2日合併号
    6月4日(木)発売
    [特集]
    2026 北中米ワールドカップ
    出場48か国コンプリートガイド
    詳細はこちら

  • 高校サッカーダイジェスト 第104回大会 決戦速報号
    1月16日発売
    高校サッカーダイジェストvol.44
    ワールドサッカーダイジェスト2026年2月19日号増刊
    第104回全国高校サッカー選手権大会 決戦速報号

    [MATCH REPORT]
    1回戦から決勝まで全47試合を完全詳報

    [HEROES FILE]
    第104回大会を彩った”48名の逸材”を厳選
    詳細はこちら

>>広告掲載のお問合せ

ページトップへ