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アトレティコに同行取材中のスペイン人記者が見た鳥栖戦 「成果」と「課題」を掘り起こす

カテゴリ:ワールド

下村正幸

2015年08月02日

鳥栖戦と上海上港戦はいわば「本番モード」

アトレティコに密着するマルカ紙の記者は、鳥栖戦をどう見たのか。 写真:徳原隆元

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 アトレティコ・マドリーが真の意味でヨーロッパの一流クラブの仲間入りを果たすことができたのは、高い志と強い信念をもったディエゴ・シメオネ監督の下、努力を積み重ねた結果である。
 
 この夏も、そんなシメオネのフィロソフィーに沿って強化は進み、ルシアーノ・ビエット、ヤニック・フェレイラ・カラスコ、ステファン・サビッチ、ジャクソン・マルティネス、フィリペ・ルイスといったレギュラークラスの即戦力の獲得に成功。チーム作りは現在、3週間後のリーガ・エスパニョーラ開幕に向けて、総仕上げの段階に入っている。
 
 対戦相手のレベルを徐々に高めてきたプレシーズンマッチも最終フェーズを迎え、今回のアジア遠征で組まれたサガン鳥栖戦と上海上港戦は、いわば「本番モード」のマッチメイク。帰国後はレアル・ソシエダと親善試合(8月8日)を戦い、8月22日のリーガ開幕を迎える予定だ。
 
 アジア遠征にはもうひとつの目的があり、それは暑さ対策だった。湿度を伴う日本の猛烈な暑さに選手たちはずっと閉口していたが、この経験は例えばリーガ2節に組まれているアウェーのセビージャ戦(8月のアンダルシアは暑い!)で活かすことができるはずだ。
 
 シメオネのサッカーにおいてフィジカルコンディションが重要な要素を占めるのはもはや周知の事実。今夏も、恒例のサン・ラファエル(マドリードから100キロほど離れた小村)での合宿で、選手は徹底的に絞られた。
 
 今回のアジア遠征に、コパ・アメリカ参戦のためキャンプへの合流が遅れた4選手を招集しなかったのは、居残り組として同様のフィジカルトレーニングを課すためである。
 
 シメオネがプレシーズンの主眼を戦術理解よりもフィジカルコンディションに置いている証拠であり、J・マルティネスら居残り組の実戦デビューは、前述のR・ソシエダ戦となる。
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