２月22日、「高校ナンバーワンDF」と評される尚志高３年のチェイス・アンリが、日本代表MF遠藤航とDF伊藤洋輝が所属するブンデスリーガのシュツットガルトに加入すると、地元メディア『Stuttgarter Nachrichten』が伝えた。国外移籍が可能となる18歳の誕生日（３月24日）を待って、正式契約を結ぶという。

　同メディアは、この超逸材を「国際的に引っ張りだこのタレント」と評し、菅原由勢が所属するAZやアヤックスのトレーニングにも参加し、「非常にポジティブな印象を与えた」と報じた。

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　では、なぜチェイスはこのドイツの名門を選んだのか。記事は、その理由について「遠藤と伊藤という２人の同胞が契約しているという事実がその役割を果たしたと言われている。両選手はシュトゥットガルトで成長し続けている」と伝えている。

　周知の通り、遠藤はシュツットガルトでの活躍が認められ、オーバーエイジで東京五輪代表に選出されれば、日本代表でも替えの利かない主軸に成長。また、クラブで今シーズンからキャプテンを任されている。

　一方、今シーズンが海外初挑戦の伊藤も、当初はU－21チームでプレーする予定だったが、プレシーズンで評価を上げてトップチーム入り。それどころか、いまや主に３バックの左でレギュラーとしてプレーしている。そうした先輩たちの活躍を見て、ここなら成長できると感じたのかもしれない。

『Stuttgarter Nachrichten』は、チェイスもまずはU－21チームからスタートする予定だとしているが、伊藤のように早期のトップチーム入りを果たせるか。もちろん、そのポテンシャルは十分に持っている。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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