１月27日にカタール・ワールドカップのアジア最終予選が再開。同日に日本は中国と、２月１日にサウジアラビアと、それぞれ埼玉スタジアム2002で対戦する。中国には前回対戦で１－０の勝利。今回も勝点３が求められる一戦で、森保ジャパンはいかなるメンバーで挑むか。スポーツニッポン新聞社の飯間健記者に、推奨スタメンをセレクトしてもらった。

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　森保ジャパンの屋台骨を支えてきた主将のDF吉田麻也とDF冨安健洋の２人が欠場。そしてグループBでは６か国中５位の６試合５得点しか取れていない攻撃陣。攻守で難題を抱えての中国戦になるが、この状況でどちらも解消してほしいというのは虫が良すぎる。

　個人的には必然的にメンツが代わるCB陣だけを入れ替え、あとは昨年までのメンバーとシステムでスタートするのが望ましいと考える。

　中国はリー・ティエ監督が昨年12月に辞任し、リ・シャオペン監督が就任。システムや戦術を含めて未知数な部分は多い。昨年９月の対戦時は“穴”だった両SBも蓋をされているかもしれないし、試合開始直後は相手の狙いを見極める必要がある。
 

　また川崎でチームメイトだったDF板倉滉とDF谷口彰悟のコンビを代役CBに推すが、重圧の掛かるなかでどれだけいつも通りのプレーができるかは不透明。まずはこれまでのシステムや戦術を踏襲して、新たな守備ラインがリズムや“手応え”を掴む時間を優先したい。

　そして仮に不安定さが露呈されるならば、アンカー役のMF遠藤航を下げて３－４－３システムに変更することも一手だろう。攻撃陣は早めにリードを奪えるのが理想だが、膠着した場合は勝負どころでMF久保建英を投入。まだA代表での得点はないが、昨年の中国戦では圧倒的な存在感を発揮した。

　これまでのチームの流れや人選の問題で今回はベンチスタートとしたが、彼が放つ輝きは年々、強さを増している。

取材・文●飯間健（スポーツニッポン新聞社）

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