1月27日に開催されるカタール・ワールドカップ・アジア最終予選の第7節で、日本代表は中国代表と埼玉スタジアム2002で対戦する。
ここまで4勝2敗の勝点12でグループBの2位につける日本は、3位のオーストラリアとはわずか1ポイント差。キャプテンの吉田麻也と冨安健洋のCBコンビをはじめ、故障者が続出する状況ながら、1勝2分け3敗で5位に沈む中国から確実に勝点3を奪い、2月1日に行なわれる首位サウジアラビアとの大一番に弾みをつけたいところだ。
そんななか、対戦する中国のメディアが懸念しているのが、絶対的なエースであるウー・レイの状態だ。所属するエスパニョールで冷遇され、今シーズンのラ・リーガでは先発わずか3試合(途中出場が9)で無得点。今年に入ってから出場したのは、久保建英がFK弾を叩き込んだコパ・デル・レイのマジョルカ戦のみで、それも後半アディショナルタイムだけだ。
当然、コンディションや試合勘は気になるところだろう。実際、そのマジョルカ戦では、最後に訪れた決定機を逃してもいる。
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エスパニョールでは今シーズン無得点
中国のポータルサイト『捜狐』は、なんと予想スタメンからウー・レイを外し、次のように綴っている。
「現代表最高の得点源であるウー・レイをリ・シャオペン新監督が先発起用するかどうかは、依然として大きな疑問だ。ウー・レイは今シーズン、リーガで不振に陥っている。先月は、7試合連続でベンチに座っているだけだった」
同メディアは、「シュートする自信がなく、突破する勇気もない。レギュラーとしてプレーすれば、必然的に物議を醸すだろう。現状では、バックアッパーが最適だ」と続けている。
今最終予選でも、チームの7ゴール中4得点を挙げているストライカーが、果たしてベンチに回るのか。日本戦のスタメンに注目が集まる。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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