現地時間１月18日に行なわれたコッパ・イタリアの５回戦で、ラツィオとウディネーゼが激突。互いに一歩も譲らず、スコアレスの展開が続くなか、延長に入って106分にチーロ・インモービレがついに奪ったゴールで、前者が準々決勝に駒を進めている。

　この一戦で、まさかの事態が起こったのは、均衡が崩れる直前の104分。ウディネーゼのFWイグナシオ・プセットは、タッチライン際での相手MFマヌエル・ラッザリとの競り合いに負け、弾き飛ばされてしまう。すると、その先にいたのが敵将マウリツィオ・サッリ。勢い余ったプセットは、顎にショルダーチャージするような形で、サッリ監督をなぎ倒してしまったのだ。

　超愛煙家でも知られる63歳のラツィオ指揮官は激しく転倒し、かけていた眼鏡はまるで漫画のように吹っ飛んだが、幸い大事には至らず。起き上がった後には拾った眼鏡を高々と掲げ、無事をアピールしたほか、英紙『The Sun』によれば、試合後の会見で「今の自分のコンディションを試すには良い試合だった」とジョークを飛ばす余裕もあったようだ。
【動画】サッリ監督が豪快に吹っ飛ばされる！眼鏡はまるで漫画のように…

　同紙はさらに「元チェルシー監督のサッリは、ワトフォードからレンタル移籍しているプセットに飛ばされた後、テクニカルエリアでもう少し後ろに立つことを決意するかもしれない」とも伝えている。

　また、SNS上でもちょっとした話題となっており、世界中のファンから「何回でも見てられる」「躍動感がやばい」「彼はタバコは落とさなかった」「起き上がって最初に考えるのはタバコだ」といったコメントが集まっている。

　現在５位のユベントスとは勝点６差につけるラツィオの戦いぶりと共に、“現役バリバリ”のサッリ監督には、今後も注目だ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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