互いにプロ注目のタレントたちが負傷欠場の事態に
第100回全国高校サッカー選手権大会・決勝
大津 - 青森山田
1月10日(月・祝)/14:00/国立競技場
関東一が新型コロナウィルス感染症の関係で準決勝を棄権するというショッキングな事態となり、8日の準決勝は第1試合がなくなり、青森山田vs高川学園の第2試合のみが行なわれ、青森山田が6-0と大勝。決勝のカードは大津vs青森山田となった。
大津 - 青森山田
1月10日(月・祝)/14:00/国立競技場
関東一が新型コロナウィルス感染症の関係で準決勝を棄権するというショッキングな事態となり、8日の準決勝は第1試合がなくなり、青森山田vs高川学園の第2試合のみが行なわれ、青森山田が6-0と大勝。決勝のカードは大津vs青森山田となった。
決勝では両チームのサイドバックに注目をしたい。大津の左サイドバックの岩本昌大郎(3年)と右サイドバックの和田理央(3年)、青森山田の左サイドバックの小野暉(3年)と右サイドバックの中山竜之介(2年)。両チームに共通するのはプロが注目するほどのこの世代きってのタレントを怪我で欠いている部分にある。
大津は爆発的なスピードと絶え間ないアップダウンを繰り返せるスタミナ、切れ味鋭い縦への突破とカットインを繰り出す右サイドバック・日高華杜(3年)が大会直前に負傷。準決勝まで欠場が続き、決勝も出場が定かではないが、大津のサッカーにおいて、日高が担う役割は非常に大きかった。彼が左サイドで常に必要な場所に顔を出し、かつフィニッシュに直結できるプレーができることで、ボランチの森田大智(3年)や右MFの一村聖連(3年)も中央の連係に関わりながら攻撃を構築できた。今大会、右サイドバックはボランチ、トップ下もできる和田が担っている。
一方の青森山田は昨年の選手権準優勝経験者であり、プレミアリーグEAST、インターハイ優勝時の不動の左サイドバックであった2年生・多久島良紀が大会直前に負傷。180cmの高さを持ち、CBもできる守備スキルを持った彼は、ビルドアップから逆サイドのMF藤森颯太(3年)の正確なクロスを中で合わせる役割に加え、ロングスローという大きな武器を持っていた。今、青森山田のロングスローは藤森が投げているが、距離、パワー、質ともに多久島の方が上で、チームにとっては大きな痛手となった。
さらに同じく不動の右サイドバックだった大戸太陽(3年)も大会前に負傷。今大会の両サイドバックは、本来は左サイドハーフの小野、右サイドバックのサブだった2年生DF中山が務めている。ただ、多久島はベンチ入りしていないが、大戸は準決勝で8分ほど出場し、決勝でも出番があるかもしれない。
ともに重要な選手がアクシデントで出場できなくなってしまったが、今大会の両サイドバックのプレーを見ると非常に安定している印象を受ける。
大津は爆発的なスピードと絶え間ないアップダウンを繰り返せるスタミナ、切れ味鋭い縦への突破とカットインを繰り出す右サイドバック・日高華杜(3年)が大会直前に負傷。準決勝まで欠場が続き、決勝も出場が定かではないが、大津のサッカーにおいて、日高が担う役割は非常に大きかった。彼が左サイドで常に必要な場所に顔を出し、かつフィニッシュに直結できるプレーができることで、ボランチの森田大智(3年)や右MFの一村聖連(3年)も中央の連係に関わりながら攻撃を構築できた。今大会、右サイドバックはボランチ、トップ下もできる和田が担っている。
一方の青森山田は昨年の選手権準優勝経験者であり、プレミアリーグEAST、インターハイ優勝時の不動の左サイドバックであった2年生・多久島良紀が大会直前に負傷。180cmの高さを持ち、CBもできる守備スキルを持った彼は、ビルドアップから逆サイドのMF藤森颯太(3年)の正確なクロスを中で合わせる役割に加え、ロングスローという大きな武器を持っていた。今、青森山田のロングスローは藤森が投げているが、距離、パワー、質ともに多久島の方が上で、チームにとっては大きな痛手となった。
さらに同じく不動の右サイドバックだった大戸太陽(3年)も大会前に負傷。今大会の両サイドバックは、本来は左サイドハーフの小野、右サイドバックのサブだった2年生DF中山が務めている。ただ、多久島はベンチ入りしていないが、大戸は準決勝で8分ほど出場し、決勝でも出番があるかもしれない。
ともに重要な選手がアクシデントで出場できなくなってしまったが、今大会の両サイドバックのプレーを見ると非常に安定している印象を受ける。