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夏まではBチーム所属。東山の“努力家”FW芦谷斗亜がスタンドの仲間に捧げた大会初ゴール【選手権3回戦】

カテゴリ:高校・ユース・その他

手塚集斗(サッカーダイジェストWeb編集部)

2022年01月03日

「Bチーム、Cチームの想いを背負って試合に出ていた」

東山の芦谷が選手権初ゴールに込めた思いとは。写真:田中研治

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[選手権3回戦]東山3-0長崎総科大附/1月2日(日)/駒沢陸上競技場

 東山の新鋭FWが、結果で指揮官の期待に応えて見せた。

 3回戦で長崎総科大附と対戦した東山は、長崎県の名門を相手に、ことごとくセカンドボールを拾い、序盤からアグレッシブに仕掛けていった。すると前半29分、ゴール前の混戦から藤枝康佑が押し込んで先制に成功する。

 後半は最終ライン4人の息の合った守備で相手に決定的なシーンを作らせず。堅実な試合運びを見せると、後半23分には阪田澪哉のミドルシュートがポストに当たったはね返りに反応した芦谷斗亜が、冷静に流し込み追加点。さらに同39分にはふたたび藤枝が決め、3発完勝でベスト8に駒を進めた。

 この試合で、前線からのプレスで相手のミスを誘い、ポストプレーで攻撃にリズムを与えるなど、得点以外でも存在感を示していたのが芦谷だ。

 実は芦谷は、今年の夏までBチームに所属。福井県で行なわれた夏のインターハイで、東山はベスト8に進出。芦谷は帯同メンバーにすら含まれておらず、京都に残って仲間たちの雄姿を見守っていた。

 しかしその後、「(選手権)予選が終わってから、本戦までのあいだに伸びてくれた」と福重良一監督の目に止まり、今大会は初戦から2試合連続で先発に名を連ねている。
 
 それだけに選手権での自身初ゴールは決して忘れられない瞬間となった。得点後にはすぐさま、これまでともにAチームを目指してきた仲間たちがいるスタンドに向かい、喜びを爆発させた。

「1年生のときはCチームでやっていて、これまで一緒にやっていたメンバーがスタンドにいて、(試合前には)全国で決めてくれと連絡がきていたので、決めたいと思っていました。Bチーム、Cチームの想いを背負って試合に出ていたので、スタンドから『ナイスシュート』という声が聞こえてきて嬉しかった」

「夏から身体作りを頑張ってきた」という並々ならぬ努力が実ったAチーム入り、そして大舞台でのゴール。東山の“努力家”の気持ちの入ったパワフルなプレーに、準々決勝以降も注目だ。

取材・文●手塚集斗(サッカーダイジェストWeb編集部)

【高校サッカー選手権3回戦PHOTO】東山3-0長崎総科大附|藤枝康佑の2得点の活躍で東山が長崎総科大附に快勝!!
 
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