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【2021年の日本人選手ベスト11】欧州再挑戦が噂される快足FWを1トップに! GKは黄金時代到来の予感も

カテゴリ:連載・コラム

清水英斗

2021年12月22日

ライターが選ぶ、2021年の日本人選手11 Vol.5|久保、堂安の成長は楽しみだが…

清水氏が選出した2021年の日本人選手ベストイレブン。

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 2021年の日本サッカー界で顕著な活躍あるいは急成長を見せた選手は誰か? ここでは日本サッカーに精通する識者に、今年一年のパフォーマンスを踏まえ、“日本人選手”の中からベストイレブンとMVPを選出していただいた。サッカーライターの清水英斗氏が選んだ顔ぶれは――。

――◆――◆――
 
 2021年最大のビッグイベントと言えば、1年延期で開催された東京五輪だろう。2012年のロンドン五輪と同じく、3位決定戦に敗れたことで後味は苦味を増したが、落ち着いて振り返れば、ベスト4は上々の結果だ。

 特にオーバーエイジを招集しなかったポジション、GKで谷晃生が安定したプレーを見せたのは大きい。前回のリオ五輪では経験不足の若いGKがバタバタした印象はあったが、東京五輪では既にJ1の湘南で主力として戦っていた20歳(五輪当時)の谷が素晴らしいパフォーマンスを見せた。190センチのサイズ、それに見合わぬ運動能力、足もとのスキルなど将来性も抜群だ。谷に限らず、今は日本の若いGKが才能の宝庫になりつつあり、今後はむしろGK黄金時代が来るのではないかと思う。その先駆け、シンボルとも言える谷を2021年のベストイレブンに選んだ。

 最終ラインも東京五輪メンバーだ。冨安に関しては、怪我で五輪の出場機会は少なかったが、その後の新天地アーセナルでの活躍を加味し、ベストイレブンに入れた。来年はさらに彼の話題が増えるだろう。

 中盤は遠藤航が確定。A代表と東京五輪で押しも押されもせぬ主力、シュトゥットガルトでも外国人にもかかわらずキャプテンを務めるボランチは、誰が選んでもベストイレブンに入るはず。その遠藤とコンビを組んだ田中碧は、五輪だけでなくA代表でも存在感を示しつつあるので、選出した。さらにクラブでの飛躍を期待。

 アタッカーはW杯最終予選で、切れ味鋭いプレッシングやサイド突破で日本を引っ張リ続ける伊東純也を選出。戦術・伊東に見える試合もあり、もはや欠かせない選手だ。単なるスピードドリブラーではなく、守備や攻撃のポジショニングや連係に知性を感じさせる、現代型のアタッカーであることが一層好ましい。

 久保建英と堂安律は、主に東京五輪の活躍から選出した。2人ともに五輪後は怪我を負ってしまったが、最近はクラブで戦列に戻り、久保はマジョルカで、堂安はPSVで活躍している。楽しみな2人だ。

 ただし、東京五輪のように、2人のパーソナリティに依存する戦い方では、この先に未来は無い。真の強者がたどり着く、W杯ベスト8入りも不可能だ。それは五輪の決勝トーナメントで誰もが思い知ったはず。2人に期待しつつも、東京五輪のような戦い方はNO、というメッセージを込め、意地悪く2人のポジションを遠ざけてみた。また、堂安については遅かれ早かれ、最終的に中盤に活路を見出すのではないか。その予感も込めて配置してみた。

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