日本代表は11月16日、カタール・ワールドカップ最終予選でオマーン代表と対戦。敵地で１-０の勝利を収めた。

　前節のベトナム戦から、この11月シリーズは２連勝。FWの古橋亨梧は「まずはやっぱりホッとしていますし、この２連戦、アウェーで連勝できたのは本当に大きかったなと思います」と振り返る。

　オマーン戦では62分からピッチに立つと、大迫勇也と好連係を築き、攻守に献身的に働いた。

　68分に中山雄太からのロングフィードに抜け出してゴールに迫っただけでなく、常に縦横無尽に動き回り、味方のサポートに奔走。守備となれば、いち早く相手にプレスをかけてファーストディフェンダーとして機能した。

「まずは守備のところで前から追うところは追って、後ろの選手の負担を少しでも和らげるように、というのを意識しました。攻撃に関しては、僕は裏に抜けて、ラインを下げることを意識しました。サコくん（大迫）がボールを収めることができるスペースを作れるように、また、その流れで僕も間でボールを引き出しながらリズムを作れるようにと思ってプレーしました」

　その奮闘は、少なからずチームの雰囲気を変える要素となったのは間違いない。

　しかし「良い流れには持っていけたと思う」と手応えを語る古橋だが、一方で不満も漏らす。
 

「個人としては結果という部分で満足していないです。チームが勝つのが優先ですけど、FWとしてやっぱり得点、アシストという目に見える結果が欲しいので、まだまだだなと感じています」

　２次予選では３月のモンゴル戦で２ゴールを挙げ、６月のタジキスタン戦でもゴールを決めていたものの、最終予選ではまだ無得点にとどまっているのは事実だ。

「やっぱり代表に呼んでもらえるのが当たり前じゃなくて、僕は未熟者でまだまだやらなきゃいけない。クラブに戻ってしっかり結果を残して、また年明けに呼んでもらえるようにと思えるような代表活動でした」

　そう今年の代表活動を総括したアタッカーは、再びセルティックでのゴール量産を誓った。

構成●サッカーダイジェスト編集部

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