ユベントスのパウロ・ディバラは11月2日、チャンピオンズ・リーグのゼニト・サンクトペテルブルク戦で、クラブのレジェンドであるミシェル・プラティニの通算得点を上回った。
かつてプラティニが日本でのインターコンチネンタルカップで見せた、ピッチに寝そべるパフォーマンスも披露したディバラは、フランスの「将軍」がアイドルだったと話している。
通算得点では106ゴールとプラティニ(104)を超えたディバラだが、「ユベントスの背番号10」としてのステータスでも上回ったかどうかは議論の余地が残るところだ。
ユベントスのエースナンバーを背負ったレジェンドといえば、プラティニ以外にもオマール・シボリ、ロベルト・バッジョ、アレッサンドロ・デル・ピエロといったそうそうたる顔ぶれだ。背番号は21番だったが、ジネディーヌ・ジダンも“10番”の役割を担った。
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“10番”の役割を担ったジダンもランクイン
そこでイタリア紙『Gazzetta dello Sport』は、「ユベントス歴代最高の“10番”は?」とアンケートを実施。1万人を超えるユーザーのうち、デル・ピエロを選んだファンが45%を上回った。2位は約25%でプラティニ、3位は約18.5%でバッジョだ。ジダンは約6%、シボリが約4%だった。
ディバラは1%強の“最下位”だった。ただもちろん、こういった序列は世代も含めた主観によるところが大きい。『Gazzetta dello Sport』紙も「我々は順位づけしない。こういうケースのランキングはどれも主観的だ」と強調している。
その上で、同紙は「定義だけして、議論を広げよう」と締めくくった。
「最強はプラティニ、最も偉大なのはデル・ピエロ、最も才能があったのはバッジョ、最もエレガントだったのはジダン、最も予測不可能だったのはシボリ」
これらの表現もまた、受け止め方は人それぞれだろう。確かなのは、いずれもユーベ、そしてイタリアと世界のサッカー界に名を残した偉人たちということだ。ディバラもそのひとりとなるだろうか。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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