【第2ステージ展望】仙台編|第1ステージ終盤の上昇気流に乗って、勝点50へ突き進む!

カテゴリ:Jリーグ

古田土恵介(サッカーダイジェスト)

2015年07月05日

【第1S総括】攻撃は高評価も、堅守の綻びがマイナス点に。

連動した崩しは第1ステージ王者の浦和相手にも効力を発揮。第2ステージでも大きな武器になるはずだ。写真:田中研治

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 J1第1ステージは浦和の無敗優勝で幕を閉じたが、前半戦の17試合を全18チームはいかに戦ったのか?
 
『サッカーダイジェスト』の各チーム担当記者が、6月27日で最終節を迎えた第1ステージを振り返り総括するとともに、第2ステージに向けた各チームの動きと見どころを解説する。
 
――◆――◆――
 
ベガルタ仙台
第1S成績:7位 勝点:23 6勝5分6敗 27得点・20失点
 
ポイント1)第1ステージの出来を点数で表わすと?
 
75
 
 5節からの7戦勝ちなし(2分5敗)を考えれば、勝点23での7位は上々の出来だろう。ウイルソンの不調と離脱があったなかでの27得点(リーグ4位タイ)は高く評価できる。セットプレーや鋭いカウンターもさることながら、後半戦で見せた連動した崩しは今後も大きな武器となるはずだ。
 
 それでも合格点と言える「80点」としなかったのは、仙台が「まずは守備」の堅守を基本とするチームだから。最悪の状態からは持ち直したものの、(菅井、鎌田、石川直が順繰りに離脱したというエクスキューズはあるが)失点20は決して少ないとは言えない。
 
 ただ、最終ラインがズルズルと下がらず、2ボランチとコミュニケーションを取って守れている時は高い強度を示せているだけに、この点に過度の心配は必要ないだろう。
 
ポイント2)第1ステージのチームMVPは?
 
勇基
 
 ボランチからサイドハーフにポジションを上げたことで本来の能力を存分に発揮している。精度の高い右足とチャンスを逃さぬ判断力、そして豊富なアイデアで攻撃陣を牽引。欠場した甲府戦で背番号10の偉大さを改めて思い知らされた。
 
ポイント3)第2ステージでの巻き返しや台頭が期待される選手は?
 
奥埜博亮
 
 積極性とドリブル突破で攻撃にアクセントを与える。浦和戦の得点で自信をつけ、今やチームには欠かせない選手に成長した。危険地帯に顔を出す嗅覚もさらに磨かれていて、得点だけでなくアシストでも貢献してくれるだろう。

キム・ミンテのボランチ起用に目途がつき、梁がサイドハーフに。より攻撃に専念できる状況は、好影響を与えている。写真:徳原隆元

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