【第1S総括】課題を挙げればキリがないが、小さな希望も見出せた。
J1第1ステージは浦和の無敗優勝で幕を閉じたが、前半戦の17試合を全18チームはいかに戦ったのか?
『サッカーダイジェスト』の各チーム担当記者が、6月27日で最終節を迎えた第1ステージを振り返り総括するとともに、第2ステージに向けた各チームの動きと見どころを解説する。
――◆――◆――
松本山雅FC
第1S成績:15位 勝点:15 4勝3分10敗 17得点・26失点
ポイント1)第1ステージの出来を点数で表わすと?
45点
ハードワークをベースに、攻撃にも守備にも常に全力を尽くす姿勢は毎試合で見られた。終盤は痛恨の5連敗と思うように結果を出せないなかでも、ブレずに自分たちのスタイルを貫きとおせた点は評価したい。
第1ステージは15位でフィニッシュ。降格圏内ギリギリで踏みとどまったが、最下位の清水とは勝点2差。次の試合で立場が逆転する可能性があることを考えると、現状は決して楽観視できない。
課題を挙げればキリがない。選手個々の力量はもちろん、得点後すぐに失点する“悪癖”は最後まで解消されなかったし、セットプレーに頼り切った脆弱な得点パターンはテコ入れが急務だ。
鍛え上げられた走力を武器に、アグレッシブに走り回るのはいいが、すべてが一辺倒でゲームコントロールもままならない。相手に食らいつき過ぎて、不用意にスペースを空ける場面も散見された。
もっとも、一時は9位を記録したようにまったく手も足も出ないわけではない。J1昇格を勝ち取ったサッカーが通用している部分もある。失望だけでなく、小さな希望も見出せた第1ステージだった。
ポイント2)第1ステージのチームMVPは?
オビナ
全17試合に先発し、チームトップの4得点をマーク。頑丈な体躯を活かして確実にボールを収めるなど、前線の基準点として機能するだけでなく、守備の意識も高く、攻守に奮闘を見せた。
技術的には十分にJ1で通用するレベルで、戦術理解度も高い。独りよがりにならず、味方を活かそうとする謙虚さは様々な面でチームを下支えした。
ポイント3)第2ステージでの巻き返しや台頭が期待される選手は?
岩上祐三
最大のストロングポイントであるセットプレーの担い手であり、チャンスメーカーとしても頼りになる不動のシャドーだが、わずか1ゴールと成績面は著しく物足りない。
積極的にシュートを放つなど、ゴールへの強い意欲は示してはいるが、結果が伴わず、不完全燃焼の状態が続いている。
チャンスには顔を出しているだけに、第2ステージでは確かな得点源としての貢献も求めたいところだ。
『サッカーダイジェスト』の各チーム担当記者が、6月27日で最終節を迎えた第1ステージを振り返り総括するとともに、第2ステージに向けた各チームの動きと見どころを解説する。
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松本山雅FC
第1S成績:15位 勝点:15 4勝3分10敗 17得点・26失点
ポイント1)第1ステージの出来を点数で表わすと?
45点
ハードワークをベースに、攻撃にも守備にも常に全力を尽くす姿勢は毎試合で見られた。終盤は痛恨の5連敗と思うように結果を出せないなかでも、ブレずに自分たちのスタイルを貫きとおせた点は評価したい。
第1ステージは15位でフィニッシュ。降格圏内ギリギリで踏みとどまったが、最下位の清水とは勝点2差。次の試合で立場が逆転する可能性があることを考えると、現状は決して楽観視できない。
課題を挙げればキリがない。選手個々の力量はもちろん、得点後すぐに失点する“悪癖”は最後まで解消されなかったし、セットプレーに頼り切った脆弱な得点パターンはテコ入れが急務だ。
鍛え上げられた走力を武器に、アグレッシブに走り回るのはいいが、すべてが一辺倒でゲームコントロールもままならない。相手に食らいつき過ぎて、不用意にスペースを空ける場面も散見された。
もっとも、一時は9位を記録したようにまったく手も足も出ないわけではない。J1昇格を勝ち取ったサッカーが通用している部分もある。失望だけでなく、小さな希望も見出せた第1ステージだった。
ポイント2)第1ステージのチームMVPは?
オビナ
全17試合に先発し、チームトップの4得点をマーク。頑丈な体躯を活かして確実にボールを収めるなど、前線の基準点として機能するだけでなく、守備の意識も高く、攻守に奮闘を見せた。
技術的には十分にJ1で通用するレベルで、戦術理解度も高い。独りよがりにならず、味方を活かそうとする謙虚さは様々な面でチームを下支えした。
ポイント3)第2ステージでの巻き返しや台頭が期待される選手は?
岩上祐三
最大のストロングポイントであるセットプレーの担い手であり、チャンスメーカーとしても頼りになる不動のシャドーだが、わずか1ゴールと成績面は著しく物足りない。
積極的にシュートを放つなど、ゴールへの強い意欲は示してはいるが、結果が伴わず、不完全燃焼の状態が続いている。
チャンスには顔を出しているだけに、第2ステージでは確かな得点源としての貢献も求めたいところだ。