約5年半ぶりにフランス代表に復帰したカリム・ベンゼマ(レアル・マドリー)が、同胞の若きエース、キリアン・エムバペ(パリ・サンジェルマン)を称賛した。
フランス誌『onze MONDIAL』が毎年ヨーロッパでもっとも活躍した選手に贈る「オンズドール」に輝いたベンゼマが5月21日、自身の代表復帰への思いや、エムバペについて同誌のインタビュー内で以下のように話した。
「(代表復帰は)とても幸せで、誇りを感じている。私は決してあきらめなかった。素晴らしい才能を持った選手たちとともにトレーニングをして、試合をするのが楽しみで待ちきれない」
「彼(エムバペ)は若いが、特別な才能がある。私は彼のプレーが好きなんだ。ピッチ上で上手くやれるかは自分たち次第だが、彼の能力に疑いの余地はない」
「能力に疑いの余地はない」
さらにベンゼマは、「グリエーズマン、ジルー、ポグバ、デンベレ、コマン、ベン・ヤーデルと、誰が出てもゴールを奪える可能性があることは、フランスにとってとても良いことだ」と語り、フランス代表の豪華な攻撃陣との共闘を歓迎した。
今シーズンのベンゼマは、マドリーで惜しくもラ・リーガ優勝は逃したものの、キャリアハイに並ぶ公式戦30ゴールを挙げるなど、33歳にして過去最高と言っても過言ではない状態にある。
フランス・サッカー連盟は5月22日、EURO本大会に向けたフランス代表メンバーの背番号を発表。かつては10番を背負っていたベンゼマの背番号は、「19番」に決定した。
「10番」を付けるエムバペと、ピッチ上でどんなコンビネーションを見せてくれるのか。フランス代表は6月2日にウェールズ、同月9日にブルガリアと親善試合を行ない、15日にグループステージ初戦のドイツ戦に臨む。
構成●ワールドサッカーダイジェスト編集部