インモービレは一度トリノにカムバック
ラツィオのイタリア代表FWチーロ・インモービレが、インスタグラムでかつて所属したクラブの会長を公然と非難した。
現地時間5月18日のセリエA第25節延期分、ラツィオ対トリノの一戦は、0-0のスコアレスドローに終わった。当初は3月に予定されていたが、トリノに新型コロナウイルスのクラスターが発生した影響で延期となった試合だ。
インモービレは前半終了間際にネットを揺らしたが、ファウルがあったとして得点が認められず。さらに終盤、自らPKを獲得するも、ポストに嫌われて好機を生かせなかった。試合はスコアレスのまま終了。トリノの残留と、ラツィオを率いるシモーネ・インザーギ監督の兄フィリッポが指揮を執るベネベントの降格が決まった。
【動画】インモービレが痛恨のPK失敗!ラツィオはトリノとスコアレスドローに終わる
緊張感に包まれていた試合だが、その後もひと悶着あったようだ。インモービレは「チーロ・インモービレのことは、誰もが知っている。ピッチの上、そして何よりピッチの外でのチーロ・インモービレを」と始まる長文を投稿。トリノのウルバーノ・カイロ会長から罵倒されたと訴えた。
現地時間5月18日のセリエA第25節延期分、ラツィオ対トリノの一戦は、0-0のスコアレスドローに終わった。当初は3月に予定されていたが、トリノに新型コロナウイルスのクラスターが発生した影響で延期となった試合だ。
インモービレは前半終了間際にネットを揺らしたが、ファウルがあったとして得点が認められず。さらに終盤、自らPKを獲得するも、ポストに嫌われて好機を生かせなかった。試合はスコアレスのまま終了。トリノの残留と、ラツィオを率いるシモーネ・インザーギ監督の兄フィリッポが指揮を執るベネベントの降格が決まった。
【動画】インモービレが痛恨のPK失敗!ラツィオはトリノとスコアレスドローに終わる
緊張感に包まれていた試合だが、その後もひと悶着あったようだ。インモービレは「チーロ・インモービレのことは、誰もが知っている。ピッチの上、そして何よりピッチの外でのチーロ・インモービレを」と始まる長文を投稿。トリノのウルバーノ・カイロ会長から罵倒されたと訴えた。
「選手としての自分に対する批判は受け入れられる。だが、僕という人間の名誉を貶める深刻な侮辱は違う。それがサッカー界のディレクターによるものならなおさらだ。
今夜の試合後、トリノのカイロ会長はラツィオのロッカールームの入口に来て、僕を侮辱し始めた。名誉を汚す深刻な汚名を着せ、『血眼』でプレーしたと非難し、前半戦での対戦に関することも持ち出して、しまいには僕がコロナ陽性で試合に出たとまで言ってきた。
トリノで選手として飛躍する機会を与えてくれたことは、ずっとカイロ会長に感謝していく。でも、サッカーの次元を越えたエピソードをスルーすることはできない。チーロ・インモービレのことは、みんなが知る。確かにサッカー選手だ。でも何より、公正という原理やルールを守る人間だ。正当な理由なく、自分という人間の名誉を傷つける侮辱や汚名は許せない」
これに対し、カイロ会長もインスタグラムで「私もチーロ・インモービレとは何者かを知る。ジェノアでの落胆のシーズン後、再起を図ってトリノに来たサッカー選手だ。監督が信頼し、彼はトリノで上手くやった」と“反論”している。
「最低でも1年は喜んで残ると思ったが、チーロ・インモービレはドルトムントに行くために大騒ぎした。そしてまた落胆のシーズンを過ごし、ドルトムントがセビージャにレンタル。そこでも、上手くいかず、私に電話してきて、トリノに戻れるようにしてくれと頼んできた。彼が好きだった私は、それを叶えた。
そのシーズンの後半戦、彼はものすごく良かったわけではなかった。だが、彼を大事に思っていた私は、いずれにしても買い取りたかった。だが彼は、今度は私に個人的に連絡してこなかった。代理人に個人的理由からトリノに残れないと言わせたのだ。だから、彼を買い取らなかった。チーロ・インモービレとは何者か分かったからだ」
かつて会長と選手の関係だった両者の関係は、いつか修復できるのだろうか。
構成●ワールドサッカーダイジェスト編集部
今夜の試合後、トリノのカイロ会長はラツィオのロッカールームの入口に来て、僕を侮辱し始めた。名誉を汚す深刻な汚名を着せ、『血眼』でプレーしたと非難し、前半戦での対戦に関することも持ち出して、しまいには僕がコロナ陽性で試合に出たとまで言ってきた。
トリノで選手として飛躍する機会を与えてくれたことは、ずっとカイロ会長に感謝していく。でも、サッカーの次元を越えたエピソードをスルーすることはできない。チーロ・インモービレのことは、みんなが知る。確かにサッカー選手だ。でも何より、公正という原理やルールを守る人間だ。正当な理由なく、自分という人間の名誉を傷つける侮辱や汚名は許せない」
これに対し、カイロ会長もインスタグラムで「私もチーロ・インモービレとは何者かを知る。ジェノアでの落胆のシーズン後、再起を図ってトリノに来たサッカー選手だ。監督が信頼し、彼はトリノで上手くやった」と“反論”している。
「最低でも1年は喜んで残ると思ったが、チーロ・インモービレはドルトムントに行くために大騒ぎした。そしてまた落胆のシーズンを過ごし、ドルトムントがセビージャにレンタル。そこでも、上手くいかず、私に電話してきて、トリノに戻れるようにしてくれと頼んできた。彼が好きだった私は、それを叶えた。
そのシーズンの後半戦、彼はものすごく良かったわけではなかった。だが、彼を大事に思っていた私は、いずれにしても買い取りたかった。だが彼は、今度は私に個人的に連絡してこなかった。代理人に個人的理由からトリノに残れないと言わせたのだ。だから、彼を買い取らなかった。チーロ・インモービレとは何者か分かったからだ」
かつて会長と選手の関係だった両者の関係は、いつか修復できるのだろうか。
構成●ワールドサッカーダイジェスト編集部