「彼は全員を不満にした」
宿敵同士の緊張感あふれる一戦で、主審を筆頭に審判団が目立ってしまった。
5月15日に行われたセリエA第37節、ユベントス対インテルのイタリア・ダービーは、3-2でホームのユーベが勝利した。ユーベが2度にわたり先行しながら、インテルに追いつかれたものの、終了間際のPKをファン・クアルドラードが決めて3ポイントにつなげている。
チャンピオンズ・リーグ(CL)出場権獲得のために勝利が必須だったユベントスは、インテルの1点目となったPKの判定や、ロドリゴ・ベンタンクールに対する2枚目のイエローカード、オウンゴールの場面でジョルジョ・キエッリーニのファウルとジャッジされたことに怒りを露にした。
一方で、すでに優勝を決めて消化試合ながらライバルとの直接対決に意気込んでいたインテルは、ユーベの先制点となったPKの判定、そして何よりクアドラードの決勝PKの判定に不満を隠していない。
【動画】大荒れのイタリア・ダービー!とりわけ物議を醸しているクアドラードのPK獲得シーンはこちら(3分11秒~)
5月15日に行われたセリエA第37節、ユベントス対インテルのイタリア・ダービーは、3-2でホームのユーベが勝利した。ユーベが2度にわたり先行しながら、インテルに追いつかれたものの、終了間際のPKをファン・クアルドラードが決めて3ポイントにつなげている。
チャンピオンズ・リーグ(CL)出場権獲得のために勝利が必須だったユベントスは、インテルの1点目となったPKの判定や、ロドリゴ・ベンタンクールに対する2枚目のイエローカード、オウンゴールの場面でジョルジョ・キエッリーニのファウルとジャッジされたことに怒りを露にした。
一方で、すでに優勝を決めて消化試合ながらライバルとの直接対決に意気込んでいたインテルは、ユーベの先制点となったPKの判定、そして何よりクアドラードの決勝PKの判定に不満を隠していない。
【動画】大荒れのイタリア・ダービー!とりわけ物議を醸しているクアドラードのPK獲得シーンはこちら(3分11秒~)
実際、現地メディアもこぞってジャンパオロ・カルバレーゼ主審やマッシミリアーノ・イッラーティVAR担当を批判。『Gazzetta dello Sport』紙は「モニターに左右された試合」「審判団が多くのミス」「クアドラードとVARで決まった試合」と伝えた。
特に敗れたインテルの専門サイト『fcinter1908』は、主審に採点で0点をつけ、「かつてないほど信じられないパフォーマンス」とこき下ろしている。
「彼は全員を不満にさせることに成功した。インテルとユベントスのサポーター、そして(ユーベとCL出場権を争う)ナポリとミランのすべてのサポーターを、だ。見ていられなかった。このレベルでは受け入れられない」
また、同じくインテル専門サイトの『fcinternews』も、「VARがなければ2つのPKを見失うこともあったかもしれない。だが、彼のレフェリングは醜悪だった」と、2点という採点で酷評した。
「デヤン・クルセフスキに2枚目のカードを出さず、ベンタンクールへの2枚目も最初はファウルすら取らずに流した。キエッリーニのアピールを認め(2度目はVARが救った)、イッラーティも黙った責任はあるが、クアドラードに対するPKをでっち上げた。彼による茶番だ」
さらに、同メディアは寸評の最後に「チェッカリーニ再び」と付け加えた。1998年のイタリア・ダービーで、ロナウドとマルク・ユリアーノのコンタクトをPKにせず、インテルの怒りを誘ったピエロ・チェッカリーニ元主審のことだ。
前述のように、今回のレフェリングには勝利したユーベ陣営からも不満の声が上がっていた。リーグがカルバレーゼ主審らをどのように評価するのか、今後の扱いも注目されそうだ。
構成●ワールドサッカーダイジェスト編集部
特に敗れたインテルの専門サイト『fcinter1908』は、主審に採点で0点をつけ、「かつてないほど信じられないパフォーマンス」とこき下ろしている。
「彼は全員を不満にさせることに成功した。インテルとユベントスのサポーター、そして(ユーベとCL出場権を争う)ナポリとミランのすべてのサポーターを、だ。見ていられなかった。このレベルでは受け入れられない」
また、同じくインテル専門サイトの『fcinternews』も、「VARがなければ2つのPKを見失うこともあったかもしれない。だが、彼のレフェリングは醜悪だった」と、2点という採点で酷評した。
「デヤン・クルセフスキに2枚目のカードを出さず、ベンタンクールへの2枚目も最初はファウルすら取らずに流した。キエッリーニのアピールを認め(2度目はVARが救った)、イッラーティも黙った責任はあるが、クアドラードに対するPKをでっち上げた。彼による茶番だ」
さらに、同メディアは寸評の最後に「チェッカリーニ再び」と付け加えた。1998年のイタリア・ダービーで、ロナウドとマルク・ユリアーノのコンタクトをPKにせず、インテルの怒りを誘ったピエロ・チェッカリーニ元主審のことだ。
前述のように、今回のレフェリングには勝利したユーベ陣営からも不満の声が上がっていた。リーグがカルバレーゼ主審らをどのように評価するのか、今後の扱いも注目されそうだ。
構成●ワールドサッカーダイジェスト編集部