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「怪物になったつもりか」インテル指揮官コンテ、“忠実な部下”ラウタロの行ないにブチギレ!

カテゴリ:メガクラブ

ワールドサッカーダイジェスト編集部

2021年05月13日

ラウタロは途中出場→交代を命じられたことに立腹し…

ラウタロ(右)の行ないを嗜めたコンテ監督(左)。 (C)Getty Images

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 11年ぶりの優勝を成し遂げた大きな要因のひとつは、チームの団結力だ。優先されるのは、「オレ」ではなく「オレたち」。だからこそ、アントニオ・コンテは厳しい言葉を突き付けた。

 インテルは5月12日、セリエA第36節でローマとホームで対戦した。すでにスクデットを獲得し、消化試合ではあったが、2点を先行すると、終了間際にロメル・ルカクがダメ押し弾。勝利のメンタリティーを重視するコンテのチームが3-1で勝利した。

 ただ、試合中にコンテが激昂する場面があった。77分にアンドレア・ピナモンティと交代したラウタロ・マルティネスが、采配への怒りを表したからだ。

 残り試合で出場機会が少なかった選手の起用を明言していたコンテは、この日の前線コンビをルカクとアレクシス・サンチェスにした。だが、そのサンチェスが前半に負傷。35分に交代を余儀なくされる。代わって入ったのが、ラウタロだ。つまり、ラウタロは途中出場で途中交代となった。

 この状況に満足する選手はいないだろう。アルゼンチン代表ストライカーも、不満を隠せなかった。ピッチを後にすると、ペットボトルを蹴り上げたのだ。だが、これはコンテの怒りを買った。
 
『Gazzetta dello Sport』紙によると、指揮官はラウタロに「フェノーメノ(怪物)をするのではなく、リスペクトしなきゃいけない」と言い放った。つまり、「自分が怪物にでもなったつもりか」という叱責だ。

 試合後、コンテの代わりにメディア応対した助監督のクリスティアン・ステッリーニは、「14年前に自分にも非常に似たようなことがあった。20分で交代させられたんだ」と話している。

「そういうこともあるんだよ。選手たちに求めるメンタリティーの例でもある。今のような特殊な時でも、我々は最大を望むんだ」

 ただ、ラウタロがコンテの“忠実な部下”として活躍してきたのは周知のとおり。この一件で、両者の関係に亀裂が生じる心配はしていないようだ。ステッリーニは「すべて終わったことだ」と述べた。

「明日はまた別の日だ。われわれは次の試合のことを考えている」

 その次の試合は、チャンピオンズ・リーグ出場に暗雲が立ち込めているユベントスとの一戦。消化試合とはいえ、宿敵相手の大事な試合で、コンテ・インテルやラウタロがどのようなパフォーマンスを見せるのか注目だ。

構成●ワールドサッカーダイジェスト編集部

【動画】コンテをにらみつけたラウタロがペットボトルを蹴り上げ、指揮官は叱責を飛ばす! 決定的瞬間はこちら

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