熊崎敬 新着記事

【U-20W杯で考える】殴られて初めて目が覚める日本… 立ち上がりの弱さが意味するものとは

 イタリア戦には、ふたつのゲームがあった。 第1試合は2-2に追いつくまでの50分間。第2試合は2-2になってからタイムアップまでだ。【U-20W杯|日本 2-2 イタリア PHOTO】堂安が渾身の2... 続きを読む

【U-20W杯で考える】野太い叫び声で沸くスタジアム 韓国の応援にパスサッカーは似合わない

 開幕から1週間が過ぎ、私は徐々に韓国の空気に馴染んできた。いちばんの変化は、声が大きくなったということだ。  韓国では中年男3人が集まってしゃべっていると、ただの世間話だというのに騒乱が起こりそ... 続きを読む

【U-20W杯で考える】勤勉でタフ、セットプレーに創意工夫もあるが…米国にはふざけた奴がいない

 仁川のスタジアムでセネガルの記者と知り合った。日刊紙『スタッド』の女性記者ファトゥさん。聞けば、セネガルの記者は彼女ひとりだという。「だって韓国は遠いし、フル代表の大会じゃないからね」  日本で... 続きを読む

【U-20W杯で考える】ウルグアイはなぜゴール前で焦らないのか? 日本はなぜ焦るのか?

[U-20ワールドカップ・グループステージ2節]日本 0-2 ウルグアイ/5月24日/水原 後半、ウルグアイを押し込んでいただけに悔やまれる敗戦だ。 特に55分、59分の決定機逸が大きく響いた。どち... 続きを読む

【U-20W杯で考える】まるで甲子園初出場の公立校のよう。ベトナムが見せた清々しくも熱狂的な戦いぶり

 大会3日目は水原からバスで1時間の街、天安でフランスとホンジュラスの一戦を見た。この1試合を見て、水原に帰るつもりでいた。だが急遽、予定変更。その後に行なわれたベトナムとニュージーランドの2試... 続きを読む

【U-20W杯で考える】素直な日本に対し老獪な元世界王者たち。この2か国に勝つのは大変だ!

 韓国の勝利を見届けた昨夜、私はちょっと格好をつけて、こんなふうに書いた。「明日は日本の未来を見届けに行くぞ」  日本の未来といっても過言ではないU-20代表、その初戦の印象は「良くも悪くも、いつ... 続きを読む

【U-20W杯で考える】いよいよ開幕! 初日から際立つ単独で難局を切り開く個の強さ

 U-20ワールドカップは初日から大いに盛り上がった。  全州では2試合目にホスト国の韓国が登場。9割方埋まったスタジアムは「テーハンミング(大韓民国)」の大合唱に包まれ、ウェーブが勢いよく観客席... 続きを読む

中田英、闘莉王、本田のような「面倒くさい」男でなければ世界では…ボカの育成年代が示した「デュエル」の手本とは

 トルシエなら「フラットスリー」、ジーコなら「自由」、オシムなら「考えて走る」。日本代表の歴代外国人監督には、それぞれ強化指針となるキーワードがある。  現職のハリルホジッチは、もちろん「デュエル... 続きを読む

【蹴球日本を考える】日本人は真似できない!? 王国のストリートの趣を漂わせるエデル・リマの技術

[J1リーグ10節]甲府 0-0 磐田/5月7日/中銀スタ ゴールデンウィーク最終日、なんとも煮え切らない一戦を見る羽目になった。  63分、宮崎の退場によって磐田が10人に。甲府が数的優位に立った。... 続きを読む

【蹴球日本を考える】6万大観衆のなかで際立った昌子源の余裕と鹿島の老獪さ

 埼スタが6万近い大観衆で埋め尽くされた首位攻防戦、もっとも印象に残ったのは鹿島センターバック昌子源のプレーだった。  鹿島は24分、金崎夢生が先制点を決めたが、序盤から浦和に押し込まれていた。そ... 続きを読む

【蹴球日本を考える】ボールボーイ騒動に思うネット社会の怖さと千葉攻略法

 千葉と徳島の一戦で発生した「ボールボーイ騒動」。私も現場で観戦していたが、この騒動でふと思い出した言葉がある。 「サッカーはケンカ祭りのようなものなんですよ」  発言の主は、お馴染みのセルジオ越後... 続きを読む

【蹴球日本を考える】ドローに持ち込まれた川崎の痛恨、持ち込んだ指揮官の手腕

 90分+5分での失点。勝利を目前にして、川崎が勝利を逃した。 この引き分けは痛い。終了間際に失点したことはもちろん、従来の課題を克服する内容の伴った試合をしていたのに、勝利を逃してしまったからだ... 続きを読む

【蹴球日本を考える】FC東京の動きが「90年代のパソコン」のように重いのは、指導力だけの問題ではない

 大型補強で優勝候補に浮上した東京が、早くも3敗目を喫した。  天敵、浦和との一戦は完封負け。2度ポストを叩く場面があったが、浦和守備陣をほとんど崩すことはできなかった。  悩ましいのは、攻撃の形が... 続きを読む

【蹴球日本を考える】異次元の巧さ! 浦和を翻弄したオスカールが教えてくれたこと

 オスカールの巧さに驚くべきものがあった。だが、その抜群に巧い男が2度もPKを失敗したことには、もっとびっくりさせられた。  浦和がラファエル・シルバの一撃を守り切った一戦、強く印象に残ったのはブ... 続きを読む

【日本代表】Jリーグよりもヨーロッパ。この固定概念を打ち破る人材は現われるのか?

「中村ダービー」と呼ばれた日産スタジアムでの一戦は、ホームの横浜に軍配が上がった。10番対決は齋藤の勝利。ふたつのアシストで横浜を勝利に導いた。  敗れた磐田の中村は精彩を欠き、ひとつ目の失点にも... 続きを読む

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