小宮良之 新着記事

【連載】小宮良之の『日本サッカー兵法書』其の七十九「Jに革命的思想を持つ監督は現われるか?」

 20年余の年月を積み重ねてきたJリーグ。おのずから監督らしい監督は増えつつある。  Jリーグ創設当時、監督というポストは選手の延長、もしくはセカンドキャリアの一環の域を出なかった。有名外国人監督... 続きを読む

【連載】小宮良之の『日本サッカー兵法書』其の七十八「欧州移籍で成功を掴む覚悟はあるか?」

 つい先日のことだ。日本代表MFである山口蛍が、ブンデスリーガのハノーファーからJリーグのセレッソ大阪へ復帰し、7月3日の熊本戦で再びJのピッチに立った。わずか半年での古巣帰還。海外でのプレーは... 続きを読む

【連載】小宮良之の『日本サッカー兵法書』其の七十七「突出した個をいかに操るか」

 プロのアスリートは、一般人がとても手が届かない運動能力や競技技術を身につけている。天与の才。手放しにそう表現してもいいくらいに、桁外れな場合もある。  しかし、一般人から見たら想定を超えた能力も... 続きを読む

【連載】小宮良之の『日本サッカー兵法書』其の七十六「落とし所を考えたOA招集で得られるもの、失うもの」

 リオ五輪本大会に向け、男子サッカーU-23代表は3人のオーバーエイジ(OA)枠を行使することになった。オーバーエイジ選手として内定したのは、FWの興梠慎三(浦和)、左サイドバックの藤春広輝(G... 続きを読む

【連載】小宮良之の『日本サッカー兵法書』其の七十五「共闘精神なくして高みへの到達はあり得ない」

サッカーは、集団スポーツである縛りからは決して逃れられない。  例えば1対1という言い回しはあるが、厳密に言えば、1対1になる局面はなく、11人対11人が基本原則である。1対1のように見えても、プ... 続きを読む

【連載】小宮良之の『日本サッカー兵法書』 其の七十四「アルゼンチン流の勝者論と日本人の美点」

 10年ほど前、アルゼンチン代表MFのパブロ・アイマールにインタビューした時のことである。「敗北から学び取ることは?」という筆者の質問に対し、彼の口から出た言葉は、凡そ日本人としては受け入れ難か... 続きを読む

【連載】小宮良之の『日本サッカー兵法書』 其の七十三「リオ五輪OA枠――今はまだ頼りない若い選手の“変身”に懸けてみては?」

 トゥーロン国際大会、U-23日本代表は1勝3敗に終わり、グループリーグで敗退した。  日本が敗れたパラグアイ(1-2)、ポルトガル(0-1)、イングランド(0-1)は、いずれも下のカテゴリーの選... 続きを読む

【連載】小宮良之の『日本サッカー兵法書』 其の七十二「勝敗よりも大事な“最強メンバー”の選定」

 U-23日本代表は、トゥーロン国際大会のグループリーグでパラグアイ(1-2)、ポルトガル(0-1)に連敗を喫した。  相手は下のカテゴリー代表(U-20代表)に近かった。好ましい状況とは言えない... 続きを読む

【連載】小宮良之の『日本サッカー兵法書』 其の七十一「勝利への近道、それは局面を制すること」

 試合全体を有利に動かす。  それは、容易なことではない。もし相手より劣る戦力の場合、それはとことん難解な作業になるだろう。  しかし、必ず方策はある。  サイドを制することで試合を御する――は、その... 続きを読む

【連載】小宮良之の『日本サッカー兵法書』 其の七十「タイミングを知り、ボールを動かし、ゲームを創造する」

 フットボールは運動競技である。その点から、基本として身体的能力が差をつける場面はあるだろう。速さ、強さの鍛錬なくして、技術の上達も見込めない。しかし、身体的な特長に頼り切ったプレーでは、トップ... 続きを読む

【連載】小宮良之の『日本サッカー兵法書』 其の六十九「“戦術”と“戦略”の関係を正しく理解できているか!?」

「戦術」  それは今や、サッカー界で日常的に使われる。  しかし、元々は幕末にオランダ語で書かれた兵術書にある“タクチーキ”を和訳した言葉である。特殊な軍事用語で、日本で一般... 続きを読む

【連載】小宮良之の『日本サッカー兵法書』 其の六十八「全てのプレーは“原則”に照らし合わせて厳格に評価すべき」

「ドンマイ!」  日本スポーツ界には未だ、この考え方がはびこる。あるいは、このかけ声は魔法の力を持っていて、実際にこれが有効な運動競技があるのかもしれない。  しかし、フットボールにおいて、この言葉... 続きを読む

【連載】小宮良之の『日本サッカー兵法書』 其の六十七「バルサの連敗を引き起こした“勝利の麻薬”」

「勝利は麻薬のようなものなんだ。全能感があって、何も怖くなくなる。負ける気なんてしない」  39試合無敗という記録の真っ只中にあった時期、バルセロナのイバン・ラキティッチは、その感慨をこう口にして... 続きを読む

【連載】小宮良之の『日本サッカー兵法書』 其の六十六「岡崎慎司の美技が示した“ひらめき・創造性”の正体」

「あんな抜け方はしたことなかったですが、一瞬の判断で決めました」  先月のロシア・ワールドカップ・アジア2次予選のアフガニスタン戦後、岡崎慎司は自らの得点――ゴール前でターンした直後、寄せてきたD... 続きを読む

【連載】小宮良之の『日本サッカー兵法書』 其の六十五「日本がシリア戦で見せたプレーはワールドカップで通用するのか?」

 言うまでもないが、フットボールは対戦相手のいるスポーツである。すなわち、相手の力量によって、自分たちの戦い方も著しく変化する。それは、この競技の“掟”や“法... 続きを読む

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