小宮良之 新着記事

【小宮良之の日本サッカー兵法書】「目的」を果たすためにあるはずの「手段」に縛られてはいないか!?

 日本では、ポゼッションサッカーが流行った時代、ボールを持つことそのものに強く執着した。 ポゼッションとは、ボールを支配し、繋ぎ、イニシアチブを取ることである。しかし、それは目的であってはならな... 続きを読む

【小宮良之の日本サッカー兵法書】守備を進化させるのは攻撃への対応、機能させるのは攻撃の姿勢

 近年、守備戦術は革新的に変化を遂げたといわれる。大別すると、「プレッシング」と「リトリート」で、守備は存在している。  プレッシング。  それは、前線から相手選手にプレッシャーを掛け、ボールの出ど... 続きを読む

【小宮良之の日本サッカー兵法書】“振り子を振り切った”ハリルジャパンへの消えない大きな疑問…

「(昨年の)オーストラリア、サウジアラビア戦では、高いレベルでできるということを証明した。しかし現状では、ワールドカップでは通用しない。これから選手と対話し、修正、向上できると信じている」  10... 続きを読む

【小宮良之の日本サッカー兵法書】悩めるハリルジャパンを欧州の新たな「リバイバルブーム」が救う!?

 10月6日に行なわれたニュージーランド戦、ハリルジャパンは「決定力の低さ」を露呈。18本ものシュートを乱れ打ちしながら、PKを含めたわずか2得点に終わっている。多くのシュートは大きく枠を外れ、... 続きを読む

【小宮良之の日本サッカー兵法書】“健全な組織”でのみ強さは育まれる。では“健全さ”とは何か?

 名将とは、いかなるものだろうか? 「マルセロは臆病なところがあったが、自分の決断に対しては、全くブレなかった」  アルゼンチンの名将として誉れ高い、マルセロ・ビエルサ(現リール監督)と21年も連れ... 続きを読む

【小宮良之の日本サッカー兵法書】ハリル流リアクション戦術を来夏のロシアでも通用させるために

 ロシア・ワールドカップ出場を決めたハリルジャパンだが、世界の強豪と渡り合えるのだろうか?  ヴァイッド・ハリルホジッチ監督は、選手に「戦闘力」を求める。戦闘力とは、単純な体力、走力のインテンシテ... 続きを読む

【小宮良之の日本サッカー兵法書】バルサがいとも簡単に敵守備網を無力化できる真の理由とは!?

<守備を崩す>  サッカーでは、そのような表現が用いられる。  端的には、ペナルティーエリア内でシュートに入る態勢を作る、とも言い換えられるだろうか。相手DFの裏を取るかたちで、決定的なシュートに持... 続きを読む

【小宮良之の日本サッカー兵法書】代表に不可欠な存在、長谷部誠。その不在を想定しておくべし!

 ヴァイッド・ハリルホジッチ率いる日本代表は、ロシア・ワールドカップのアジア最終予選、佳境のオーストラリア、サウジアラビア戦で同じシステムを用いた。  4-3-3、もしくは4-1-4-1で、その特... 続きを読む

【小宮良之の日本サッカー兵法書】豪州戦で見えた日本代表の利点、サウジ戦以降で心掛けるべき点

 8月31日のロシア・ワールドカップのアジア最終予選、オーストラリアの日本に対する戦い方は、あまりに愚直だった。 「ポゼッションはできたが、効果的ではなかったと思う。(攻守の切り替えの)トランジッ... 続きを読む

【小宮良之の日本サッカー兵法書】ハリルは「本田圭佑をベンチに置ける」利点を最大限に活かすべき!

 8月31日、「ハリルジャパン」はロシア・ワールドカップのアジア最終予選の大一番、オーストラリア戦に臨む。「勝てばW杯本大会出場」  大事な切符が懸かった、乾坤一擲(けんこんいってき)の試合になる... 続きを読む

【小宮良之の日本サッカー兵法書】価値観、スタイル、人格…多様性に満ちたサッカー界で持つべきものとは?

 サッカーとは、「多様性を受け入れる」ことなのだろう。 「プレーを楽しむ? 試合に負けて、どうやって楽しい気持ちになれるのさ? 美しいプレーと言われても、勝つためにやっているだけだよ」 90年代か... 続きを読む

【小宮良之の日本サッカー兵法書】自由競争のサッカー界において失ってはならない「仁義」とは?

 サッカーは、プロスポーツとしての経済活動の側面を持っている。「人に夢を与える」という綺麗事だけでは成り立たない。集客に励み、マーケティングに切り込み、放映権を商品にするということができなかった... 続きを読む

【小宮良之の日本サッカー兵法書】選手と監督の信頼関係とはスタジアムで生まれるものではない!

<監督のマネジメント>  それは勝負を左右する要素として語られる。 今季のJリーグ、首位を走るセレッソ大阪のユン・ジョンファン監督は、マネジメント力に長ける指揮官だろう。「ユンさんは、モチベーショ... 続きを読む

【小宮良之の日本サッカー兵法書】A・マドリーの親善試合から見えたJリーグ順位争いのキーポイント

「難しい試合でした」  そういう言い回しがある。これは当事者の感想だが、確かに“情状酌量の余地あり”というような試合は実際にあるだろう。  例えば、それは酷暑という環境だった... 続きを読む

【小宮良之の日本サッカー兵法書】神がかり的なプレーも奇跡の勝利も、結局のところ要因はひとつ

 どうやったら、そうなってしまったのか?  論理的に説明できないプレーがある。 「彼自身、あそこからどう出られたか、説明がつかないだろう」  レアル・マドリーのジネディーヌ・ジダン監督は、昨シーズンの... 続きを読む

海外日本人

サッカーダイジェストの最新号

ページトップへ