満を持してコンバートされた桐光学園のキーマン。
■類まれな攻撃性能を持つサイドバック
DF イサカ・ゼイン(3年)
キレ味鋭いドリブルを持つ“ガーナ系”のFWとして、昨年は多くのDFを翻弄した。バイタルエリアでボールを受けては、重心の低いドリブルで切れ込んで、強烈なシュートを放つ。その思い切りの良いプレーは、攻撃を牽引する武器となっていた。
しかし、今年に入ると彼には新たな役割が課せられた。鈴木監督はイサカを、右SBにコンバートしたのだ。
「彼の持ち味は前を向いた時にこそ発揮される。その力を遺憾なく発揮させるには、真ん中よりも前にスペースがあるサイドが向いている。昨年は敢えて、スペースのないFWでプレーをさせましたが、このポジションで成長したからこそ、今年はサイドにも置くことができます」
鈴木監督がこう語ったように、FWとしてプレーした昨年の経験をベースに、満を持して彼をサイドに持ってきた。さらに今年のチームには、サイドハーフに優秀な人材が揃っており、イサカをSBに置いても、十分に攻守に対応できると判断したのだった。
スプリントが得意で、身体能力も高い彼にとって、この右SBというポジションへの適性は高かった。
「守備も意識しながら、『ここぞ』という時に、迷うことなく全力で上がって、チャンスがあればゴールまで行くことを意識しています。最初はすごく戸惑いましたが、このポジションもできるようになれば、より自分の可能性が広がると思うので、しっかりプレーしようと思っています」
驚異のFWから、驚異のSBへ。彼は今、新たなポジションで自身の可能性をさらに広げようとしている。
取材・文:安藤隆人
※4月9日発売の『高校サッカーダイジェストvol.10』では、桐光学園のさらに詳しいレポートを掲載しています。
DF イサカ・ゼイン(3年)
キレ味鋭いドリブルを持つ“ガーナ系”のFWとして、昨年は多くのDFを翻弄した。バイタルエリアでボールを受けては、重心の低いドリブルで切れ込んで、強烈なシュートを放つ。その思い切りの良いプレーは、攻撃を牽引する武器となっていた。
しかし、今年に入ると彼には新たな役割が課せられた。鈴木監督はイサカを、右SBにコンバートしたのだ。
「彼の持ち味は前を向いた時にこそ発揮される。その力を遺憾なく発揮させるには、真ん中よりも前にスペースがあるサイドが向いている。昨年は敢えて、スペースのないFWでプレーをさせましたが、このポジションで成長したからこそ、今年はサイドにも置くことができます」
鈴木監督がこう語ったように、FWとしてプレーした昨年の経験をベースに、満を持して彼をサイドに持ってきた。さらに今年のチームには、サイドハーフに優秀な人材が揃っており、イサカをSBに置いても、十分に攻守に対応できると判断したのだった。
スプリントが得意で、身体能力も高い彼にとって、この右SBというポジションへの適性は高かった。
「守備も意識しながら、『ここぞ』という時に、迷うことなく全力で上がって、チャンスがあればゴールまで行くことを意識しています。最初はすごく戸惑いましたが、このポジションもできるようになれば、より自分の可能性が広がると思うので、しっかりプレーしようと思っています」
驚異のFWから、驚異のSBへ。彼は今、新たなポジションで自身の可能性をさらに広げようとしている。
取材・文:安藤隆人
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