伊藤の目標は2020年東京五輪のピッチに立つこと。そのためには何が必要か。西村強化部長は「ここで満足せず、さらに上のステージに行くにはどう変化させるか。その姿を描き、振り返る姿勢がないといけない」とハッパをかけた。
実は伊藤の背番号「46」には理由がある。それは浦和の46番、森脇良太にあやかるため。森脇は広島時代、J２愛媛への期限付き移籍を２シーズンにわたり経験。その後、広島に復帰し、レギュラーとなり日本代表に選ばれたストーリーがあった。
森脇はかつての自分を重ねるように伊藤の心境について「なにがなんでも見返してやる気持ち。レッズだけでなく、他のチームからもオファーが届くくらいに結果を出す、そう思っているはず」と話した。
西村強化部長の導きと背番号に託した未来への青写真。
「もっと上を目指したい」
涼しい顔して太いことをやってのける。そんな予感を伊藤涼太郎は抱かせる。
取材・文●佐藤亮太（レッズプレス!!）
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