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鈴木大輔が感じたスペイン人の"弱点"。「局面の激しさは当たり前。でも、ポジショニングの意識は…」|独占インタビュー前編

カテゴリ:海外日本人

サッカーダイジェストWeb編集部

2017年03月30日

「スペイン人はボールに関わっている時は凄いけど、90分間、正しいポジショニングを取るところは欠けている」

昨年に生まれた息子とともにオフを過ごし、気分転換もできているようだ。

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――というと?
 
 スペイン人監督は、よりボールに関わっていない時の動き方、ポジショニングをうるさく言うってことです。局面でのプレーに対する指示よりも遥かに多い。それはスペイン人が、ポジショニングの意識が抜けているからなのか……。
 
――抜けている?
 
 スペイン人はボールに関わっている時は凄いけど、90分間、正しいポジショニングを取るところは欠けている印象を受けました。むしろ、そこは日本人の長所かもしれない。正しいポジショニングを取り、献身的に上がって戻ってができる。そういうところが自分の評価につながっているのかなと感じますね。日本での俺の評価は、ヘディングが強いとかボールを奪う能力にフォーカスされていたと思うんですが、スペインではそこではないんです。
 
――ポジショニングの指示が多いのは、監督が代わっても変わらない?
 
 変わりません。ふたりともスペイン人の監督ですが、やっぱり言うのはポジショニング。こっちの選手は局面のところは言わなくてもできるからなんだと思います。選手の身体にしみついている。だから、ポジショニングなんです。
 
 もちろん、自分も局面に強く行けるところは持っているけど、スペインに来るとその部分が突出しているわけではないんです。
 
――ドイツでプレーした鄭大世選手(現・清水)もそんなことを言っていました。「日本だとフィジカルが特長だったけど、ドイツに来たら俺くらい当たりの強い選手はいっぱいいる。逆にクイックネスが特長になった」と。
 
 そうそう。そういう感覚はすごく分かります。だから、ちょっと違和感というか、気づきみたいなものはありました。それは自分のプレーや判断の幅が広がったことなので、ポジティブに受け止めています。対応力はDFにとって大事ですから。

【中編に続く|本日:11時30分公開】
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