【玉乃淳のクラシコ展望】マドリーが有利! バルサはネイマール欠場でメッシ頼みに…

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サッカーダイジェストWeb編集部

2017年04月17日

ネイマール欠場のバルサはやはりメッシが鍵を握る。

バルサはネイマールが不在だけに、このメッシにマークが集中するはず。稀代の天才はマドリーの分厚い壁を打ち破れるか。写真:Rafa HUERTA

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 もちろん、バルサにだって勝つチャンスはあると思います。とりわけ個人的に、今シーズンはメッシに負けず劣らずの存在感を放っているネイマールに期待していたんですが、4月8日のマラガ戦で退場した際に審判を侮辱したとして、3試合の出場停止に……。バルサはスポーツ仲裁裁判所に訴え出て、処分軽減に望みをかけるようですが、現時点ではクラシコ欠場の見込みです。
 
 4月15日のレアル・ソシエダ戦では、代役として左ウイングにパコ・アルカセルが入り、決勝ゴールを決める活躍を見せました。しかし、実際の攻撃は完全に「メッシ頼み」。普段は左サイドのネイマール、右サイドか中央にいるメッシに分散されるボールが、この日はとにかく10番に集まっていました。
 
 それでもソシエダは力技で押し切りましたが、はたしてこれがマドリーにも通じるのか。みなさんもよくご存知だと思いますが、両者とも絶対に負けたくないクラシコはいつも「ストロングポイントの潰し合い」になります。だから、ネイマール不在でメッシにいつも以上にマークが集中するはずです。正直に言って、それを打ち破るのはかなり難易度の高いミッションだと思います。
 
 もちろん、それでもメッシには何とかゴールをこじ開ける能力があり、もしかしたら一人でマドリー守備陣をズタズタにするかもしれません。
 
 その意味では、「脱メッシ時代の幕開け」にも「やっぱりメッシは凄い」にもなりうるのが今回のクラシコ。試合の行方を左右する大きな注目ポイントのひとつだと思います。
 
 もうひとつ「クラシコあるある」ですが、歴史的な因縁もあるマドリーとバルサの試合では、絶対と言っていいほど一悶着があります。最近もピケが敵を挑発するような余計なことを言い続けているので(笑)、ノートラブルでは終わらないでしょう……。決して良いこととは言えませんが、熾烈なやり合いには要注目です。
 
 また、「クラシコを制したほうがリーガを制す」とよく言われますが、今シーズンもまさにそんな展開になっています。中盤戦まではセビージャやアトレティコ・マドリーも健闘していましたが、終盤戦のここにきて優勝争いは結局、1位マドリーと2位バルサに争いに絞られました(32節終了時点で勝点3差。マドリーは1試合未消化)。クラシコの勝敗はチームに絶大な影響を与えるので、今回も覇権を左右する一戦になりそうですね。
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