J１リーグ１stステージ・12節
松本山雅FC － ヴィッセル神戸
５月16日（土）／14:00／松本平広域公園総合球技場
 
松本山雅FC
リーグ成績（11節終了時）：14位　勝点12　３勝３分５敗　11得点・13失点
 
【最新チーム事情】
●来季加入内定済みの志知（東海学園大４年）が特別指定選手に。
●神戸ユース出身の飯尾が前節にリーグ戦初先発。今節も出場なるか。
●前回対戦時の13年アウェーゲームは０-７の歴史的大敗。雪辱を期す選手は多い。
 
【担当記者の視点】
　前節は１-０で迎えた最終盤に追いつかれるなど、終了間際の失点という“悪癖”を露呈して勝点３を掴み損なった。粘り強さが持ち味のひとつだけに、今節こそは最後まで集中力を切らさない戦いを期待したい。
 
　もっとも、上位の鳥栖を相手に敵地で勝点１を得たことは、チームにとって小さくない手応えとなったのは事実。神戸戦はミラーゲームが予想されるが、局面の攻防でしぶとく食らいつき、相手のリズムを狂わせて一瞬の隙を突ければ、勝機を見出せるはず。
 
　鍵となるのは、田中と岩沼の両ウイングバックがどれだけ高い位置を取れるか。彼らふたりに限らず、相手の機先を制するような強気な姿勢が肝心で、そうしたアグレッシブさを表現するだけの自信は着実に身に付いているはず。ホームゲームである以上、主導権を握る時間帯を増やし、ゲームを優位に進めたいところだ。

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ヴィッセル神戸
リーグ成績（11節終了時）：11位　勝点13　３勝４分４敗　14得点・14失点
 
【最新チーム事情】
●ここ４戦は２分２敗と勝利から見放される。
●司令塔の森岡が復帰予定。
●オビナ対策として北本が最終ラインの中央で先発する可能性も高い。
 
【担当記者の視点】
　怪我人が続出するチームは、ここ４戦未勝利（２分２敗）と不振に喘いでいる。特にホームでの勝率が悪く、前節の清水戦後には「ホームで今年４試合目の負け。あってはいけないことだと、責任を感じている」とネルシーニョ監督が嘆いたほどだ。
 
　しかし、今節の松本戦はいまだ無敗（２勝４分）のアウェーでの戦い。さらに司令塔の森岡が復帰予定と、ポジティブな面は多い。前節まではボールの収まりどころが作れずに苦戦したが、この背番号10が先発することで、チームは落ち着きを取り戻せそうだ。
 
　森岡の相棒は守備力が持ち味の田中が最有力だが、オビナ対策として対人能力に優れた北本を最終ラインの中央に据えるとすれば、チョン・ウヨンと森岡を組ませる形も考えられる。
 
　果たして司令塔の復帰を機に、光明を見出せるか。これまで３-４-２-１同士のミラーゲームでは、勝率（２勝１分１敗）は悪くないだけに、５戦ぶりの勝利を掴みたい。