川崎――同じスタイルの“先輩”として格の違いを見せたい。柏――同じ攻撃的な哲学を持つ相手を抑えられるか。
J1リーグ 1stステージ・8節
川崎フロンターレ ‐ 柏レイソル
4月29日(水・祝)/14:00/等々力陸上競技場
川崎フロンターレ
リーグ成績(7節終了時):3位 勝点14 4勝2分1敗 16得点・8失点
【最新チーム事情】
●川崎と同じポゼッション・スタイルを志向する柏に対し、選手たちも「楽しみ」と声を揃える。
●“カズ超え”にあと1点と迫った大久保のJ1通算ゴール数(現在、三浦知良に並ぶ139点)。今季の目標は中山雅史の157点超え。
●實藤が腰椎の疲労骨折と診断。「腹筋もできない」と嘆く。
●山本が怪我から復帰。甲府戦でゆりかごをしてもらった第三子誕生が発表に(ちなみに出産の前後、ふたりの娘さんは母親とともに病院に寝泊まりしていたため、夜になると山本は家でひとり待機。マンガを読んだりしながら寂しさを紛らわしたという。読んでいたのはキングダム)
●クラブハウス新設工事のため、麻生グランドのサポーター向け水洗トイレの利用が停止。今後は仮設トイレに。
【担当記者の視点】
前節の甲府戦で森谷が負傷した影響もあり、柏戦は右SBに武岡が入り、エウシーニョがひとつ前の右MFに入る布陣になりそうだ。ふたりとも序盤戦で出場を重ねており、連係面に大きな不安はないものの、スペースでボールを受けて攻撃にアクセントを加えていた森谷の離脱は想定外の痛手と言えそうだ。
エウシーニョは縦への突破力こそ光るものの、プレーの精度が高いとは言えず、コンビネーションで崩す形はいまだ少ない。武岡とエウシーニョの右サイドがどの程度機能するかで、試合の流れも変わってくるだろう。
もっとも他は“不動”の面々で、レナトを軸とした左サイドの崩し、中村と大島の2ボランチを中心としたパスワークで主導権を握れるはず。柏も同じようにポゼッション・スタイルを志向しているが、川崎に一日の長があるだけに、“後輩”に格の違いを見せつけて、次の多摩川クラシコに向けて弾みを付けたい。
また、前節に1ゴールの大久保は、三浦知良の持つJ1通算得点(139)に並んでおり、記録更新は時間の問題。本人もゴールに飢えており、エースが決めればチームの士気も間違いなく高まるはず。大久保のJ1通算得点を表わす垂れ幕が「YOSHI METER 140 G」になるのを誰もが待ち望んでいる。
柏レイソル
リーグ成績(7節終了時):12位 勝点8 2勝2分3敗 10得点・11失点
【最新チーム事情】
●工藤、茨田、武富、輪湖は前節の出場を回避。コンディションは回復傾向に。
●鳥栖戦では秋野が良い働き。吉田監督も高い評価を与える。
●大津や狩野など怪我で戦列を離れていた選手が合流したのは今後に向けて朗報か。
【担当記者の視点】
ACLの全北現代戦から中2日というタイトな日程での鳥栖戦は、1-1で引き分けた。疲労困憊のなか、アウェーで勝点を手にした点は評価していいだろう。
今節は、おそらく鳥栖戦でスタメン出場を回避した工藤、茨田、武富、輪湖が先発メンバーに戻ることが濃厚で、ACLの疲労からどこまで彼らのコンディションが回復しているのかが大きなポイントになりそうだ。
また、これまでの相手は、自陣に引いてスペースを消し、柏の高いラインの背後をカウンターで狙ってくるチームばかりだったが、柏と近い哲学を持つ川崎との対戦は、これまでの試合内容とはやや変わるのではないかというのが選手たちの見方である。
ただ、開幕戦以来、失点が続いているだけに、「ここで、0で抑えて自信を掴みたい」(鈴木)と、チームは守備面の改善を期す。
川崎フロンターレ ‐ 柏レイソル
4月29日(水・祝)/14:00/等々力陸上競技場
川崎フロンターレ
リーグ成績(7節終了時):3位 勝点14 4勝2分1敗 16得点・8失点
【最新チーム事情】
●川崎と同じポゼッション・スタイルを志向する柏に対し、選手たちも「楽しみ」と声を揃える。
●“カズ超え”にあと1点と迫った大久保のJ1通算ゴール数(現在、三浦知良に並ぶ139点)。今季の目標は中山雅史の157点超え。
●實藤が腰椎の疲労骨折と診断。「腹筋もできない」と嘆く。
●山本が怪我から復帰。甲府戦でゆりかごをしてもらった第三子誕生が発表に(ちなみに出産の前後、ふたりの娘さんは母親とともに病院に寝泊まりしていたため、夜になると山本は家でひとり待機。マンガを読んだりしながら寂しさを紛らわしたという。読んでいたのはキングダム)
●クラブハウス新設工事のため、麻生グランドのサポーター向け水洗トイレの利用が停止。今後は仮設トイレに。
【担当記者の視点】
前節の甲府戦で森谷が負傷した影響もあり、柏戦は右SBに武岡が入り、エウシーニョがひとつ前の右MFに入る布陣になりそうだ。ふたりとも序盤戦で出場を重ねており、連係面に大きな不安はないものの、スペースでボールを受けて攻撃にアクセントを加えていた森谷の離脱は想定外の痛手と言えそうだ。
エウシーニョは縦への突破力こそ光るものの、プレーの精度が高いとは言えず、コンビネーションで崩す形はいまだ少ない。武岡とエウシーニョの右サイドがどの程度機能するかで、試合の流れも変わってくるだろう。
もっとも他は“不動”の面々で、レナトを軸とした左サイドの崩し、中村と大島の2ボランチを中心としたパスワークで主導権を握れるはず。柏も同じようにポゼッション・スタイルを志向しているが、川崎に一日の長があるだけに、“後輩”に格の違いを見せつけて、次の多摩川クラシコに向けて弾みを付けたい。
また、前節に1ゴールの大久保は、三浦知良の持つJ1通算得点(139)に並んでおり、記録更新は時間の問題。本人もゴールに飢えており、エースが決めればチームの士気も間違いなく高まるはず。大久保のJ1通算得点を表わす垂れ幕が「YOSHI METER 140 G」になるのを誰もが待ち望んでいる。
柏レイソル
リーグ成績(7節終了時):12位 勝点8 2勝2分3敗 10得点・11失点
【最新チーム事情】
●工藤、茨田、武富、輪湖は前節の出場を回避。コンディションは回復傾向に。
●鳥栖戦では秋野が良い働き。吉田監督も高い評価を与える。
●大津や狩野など怪我で戦列を離れていた選手が合流したのは今後に向けて朗報か。
【担当記者の視点】
ACLの全北現代戦から中2日というタイトな日程での鳥栖戦は、1-1で引き分けた。疲労困憊のなか、アウェーで勝点を手にした点は評価していいだろう。
今節は、おそらく鳥栖戦でスタメン出場を回避した工藤、茨田、武富、輪湖が先発メンバーに戻ることが濃厚で、ACLの疲労からどこまで彼らのコンディションが回復しているのかが大きなポイントになりそうだ。
また、これまでの相手は、自陣に引いてスペースを消し、柏の高いラインの背後をカウンターで狙ってくるチームばかりだったが、柏と近い哲学を持つ川崎との対戦は、これまでの試合内容とはやや変わるのではないかというのが選手たちの見方である。
ただ、開幕戦以来、失点が続いているだけに、「ここで、0で抑えて自信を掴みたい」(鈴木)と、チームは守備面の改善を期す。