【大宮】「今年こそ――」。J1復帰に向けてキーマン3人が内に秘める闘志

カテゴリ:Jリーグ

古田土恵介(サッカーダイジェスト)

2015年01月26日

富山「自覚と責任を持って9番を背負う」

昨季は0得点・0アシストと屈辱にまみれた富山。志願した9番を背に「プレー以外でもチームの力になる」ことを誓った。

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 大宮は1月25日、NACK5スタジアム大宮で初練習を行ない、04年以来のJ2での戦いとなる新シーズンへスタートを切った。
 
 集まった約1500人のサポーターを前にJ2優勝でのJ1復帰を誓った渋谷洋樹監督に負けず劣らず、激しい闘志を胸に15年シーズンに挑む選手たち。そのなかでも、昨季は自身の考えていたようなプレーができずにリベンジを誓う富山貴光と泉澤仁、そして堅守構築の柱として期待される新加入の河本裕之に新シーズンへの意気込みを訊いた。
 
――ついに始動です。どのような気分で今日を迎えましたか?
 
富山
「昨季のことは良い意味で忘れて、新たな気分でスタートを切ろうと思っていました。久しぶりに会う選手も、初めて会う選手もいて、なんかワクワクしましたね」
 
――今季から背番号が9に変わりました。
 
富山
「エース番号だし、自分で『9』をつけたいと言いました。昨季から心機一転、自覚と責任を持ってFWとしてチームのために得点という結果で貢献したい。今年は20得点という目標を掲げていますし、サッカー以外の部分でもチームに還元できるように言葉も行動もしっかりとして、過ごしていけたらと思います」
 
――9番を背負うと、外からの目は厳しくなります。
 
富山
「プレッシャーを常に感じながら、背番号に見合ったプレーをするんだという覚悟を持ってやっていきたい。押し潰されるのではなく、力に変えられればと思います」
 
――昨季はサイドでの起用もありました。最前線で勝負したいとの想いは?
 
富山
「監督が指示した場所でプレーしなければいけませんが、基本的にはFWで勝負したいと言っていますし、そこで考えていると監督にも言われています。(監督との面談で)去年の出来も含めて様々な話をして、期待していると声をかけられました。その期待に応えなきゃいけないと思っていますし、自分でも『やるぞ』と気合が入っています」
 
――J2のイメージは?
 
富山
「プレーしたことがないので分かりませんが、J1とはそれぞれのクラブがやるサッカーが違う印象です。差はあまりありませんし、厳しいリーグだと思います。最後は個の力が重要になってくるのではないでしょうか。J2降格は今でも残念ですけど、ここで得るものはたくさんあると思うので、これからのサッカー人生において良い経験だと考えて1年間を大切にしていきたいです」

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