アーセナルとポドルスキ本人の対応は?
【アーセナル】ポドルスキにロシアから触手
チャンピオンズ・リーグのガラタサライ戦(12月9日)で2得点を挙げたアーセナルのドイツ代表FWルーカス・ポドルスキに、ロシア・リーグの雄ディナモ・モスクワが興味を示している。
アーセナルでは出場機会に恵まれているとはいえないこともあり、ヨーロッパリーグでベスト32進出を決めたD・モスクワが獲得を打診している模様。アーセナルとポドルスキ本人の対応が注目される。
【フィオレンティーナ】ブレッシャの19歳フマイダトに注目
フィオレンティーナは、セリエBのブレッシャでプレーする1995年生まれの攻撃的MFイスマイル・フマイダト(モロッコU-23代表)に興味を示している。
フマイダトはオランダとモロッコの二重国籍を持つオランダ生まれの19歳。テクニックと運動量を兼ね備え、トップ下でもボランチでもプレーできるタレントで、昨シーズンまではオランダ、ベルギー、イングランドのアカデミーを転々とし、今夏アンデルレヒトからブレッシャ入りした。19歳にしてすでにこれが7つ目のクラブという変わり種だ。
今シーズンのセリエBでは、主にトップ下として12試合に出場しており、フィオレンティーナ以外にもセリエAの複数のクラブから注目を浴びている。
一方、フィオレンティーナは、25歳のブラジル人GKネトとの契約延長交渉を進めているが、いまのところまだ合意には達していない。契約は今シーズン末で切れる。
昨シーズンまでのパフォーマンスが不安定だったこともあり、数か月前までは年俸90万ユーロ(約1億2600万円)という提示額に留まっていた。しかし今シーズンの実績を評価する形で、現在は150万ユーロ(約2億1000万円)まで提示額をアップしている。
とはいえネトとしては、フィオレンティーナが今後も正GKとして絶対的な信頼を与えてくれるつもりなのか、それとも単に移籍金ゼロで手放したくないためだけに延長をオファーしているのか、それを見極めてから最終的な決断を下したいという意向のようだ。
【翻訳】
片野道郎
翻訳者からのごあいさつ
イタリアのスポーツ専門局『SkySport』を舞台に活躍するジャンルカ・ディ・マルツィオは、移籍専門記者という新たなジャンルを独力で切り開いた草分けにして、他をまったく寄せ付けないトップランナーです。
イタリア国内ではすでに数年前から超メジャーな存在でしたが、2013年1月にジョゼップ・グアルディオラ監督のバイエルン入りという大スクープをものにして、一躍ヨーロッパ中でその名を知られるようになりました。その後も、ウィリアン(当時シャフタール・ドネツク)がトッテナムからチェルシーに寝返った顛末など、イタリアにいながらワールドワイドな移籍情報をいくつもスクープしています。
セリエAから下部リーグまで各クラブの会長やスポーツディレクターはもちろん、代理人からスカウトまで膨大な関係者と緊密なネットワークを持ち(iPhoneのアドレス帳には3000人以上のコンタクトが入っています)、他の記者には絶対入手できないディープな情報をキャッチ。素晴らしいのは、しっかり裏が取れるまでは決して情報を出さないところです。
ご存じの通り、世界中を飛び交っている移籍関連ニュースの大半は、誰かの願望や思惑に基づくただの噂でありそれ以上ではありませんが、ディ・マルツィオが発信するニュースは、すべて彼自身のプライドがかかったガチネタであり、ハズレはほぼ皆無と言っても過言ではありません。移籍ネタに関しては、どんなにありそうな話でもディ・マルツィオが書くまでは嘘か本当かわからない、どんなにあり得ない話でもディ・マルツィオが書いたら本当、というのが、もはやこの業界の常識になっているくらいです。
ツイッターのフォロワーは全世界で約30万人。日本では13年7月から『ワールドサッカーダイジェスト』誌に連載コラムを寄稿しています。この連載を休載した時には、日本のフォロワーからいくつも問い合わせのリプライが飛んで来たほどの人気です。
そんなディ・マルツィオのオフィシャルサイト『gianlucadimarzio.com』から、移籍関連を中心とする最新ニュースを毎日厳選してお伝えするのがこのコーナー。サプライズはあっても「ガセ」はありませんから、安心してお読みください。(片野道郎)
チャンピオンズ・リーグのガラタサライ戦(12月9日)で2得点を挙げたアーセナルのドイツ代表FWルーカス・ポドルスキに、ロシア・リーグの雄ディナモ・モスクワが興味を示している。
アーセナルでは出場機会に恵まれているとはいえないこともあり、ヨーロッパリーグでベスト32進出を決めたD・モスクワが獲得を打診している模様。アーセナルとポドルスキ本人の対応が注目される。
【フィオレンティーナ】ブレッシャの19歳フマイダトに注目
フィオレンティーナは、セリエBのブレッシャでプレーする1995年生まれの攻撃的MFイスマイル・フマイダト(モロッコU-23代表)に興味を示している。
フマイダトはオランダとモロッコの二重国籍を持つオランダ生まれの19歳。テクニックと運動量を兼ね備え、トップ下でもボランチでもプレーできるタレントで、昨シーズンまではオランダ、ベルギー、イングランドのアカデミーを転々とし、今夏アンデルレヒトからブレッシャ入りした。19歳にしてすでにこれが7つ目のクラブという変わり種だ。
今シーズンのセリエBでは、主にトップ下として12試合に出場しており、フィオレンティーナ以外にもセリエAの複数のクラブから注目を浴びている。
一方、フィオレンティーナは、25歳のブラジル人GKネトとの契約延長交渉を進めているが、いまのところまだ合意には達していない。契約は今シーズン末で切れる。
昨シーズンまでのパフォーマンスが不安定だったこともあり、数か月前までは年俸90万ユーロ(約1億2600万円)という提示額に留まっていた。しかし今シーズンの実績を評価する形で、現在は150万ユーロ(約2億1000万円)まで提示額をアップしている。
とはいえネトとしては、フィオレンティーナが今後も正GKとして絶対的な信頼を与えてくれるつもりなのか、それとも単に移籍金ゼロで手放したくないためだけに延長をオファーしているのか、それを見極めてから最終的な決断を下したいという意向のようだ。
【翻訳】
片野道郎
翻訳者からのごあいさつ
イタリアのスポーツ専門局『SkySport』を舞台に活躍するジャンルカ・ディ・マルツィオは、移籍専門記者という新たなジャンルを独力で切り開いた草分けにして、他をまったく寄せ付けないトップランナーです。
イタリア国内ではすでに数年前から超メジャーな存在でしたが、2013年1月にジョゼップ・グアルディオラ監督のバイエルン入りという大スクープをものにして、一躍ヨーロッパ中でその名を知られるようになりました。その後も、ウィリアン(当時シャフタール・ドネツク)がトッテナムからチェルシーに寝返った顛末など、イタリアにいながらワールドワイドな移籍情報をいくつもスクープしています。
セリエAから下部リーグまで各クラブの会長やスポーツディレクターはもちろん、代理人からスカウトまで膨大な関係者と緊密なネットワークを持ち(iPhoneのアドレス帳には3000人以上のコンタクトが入っています)、他の記者には絶対入手できないディープな情報をキャッチ。素晴らしいのは、しっかり裏が取れるまでは決して情報を出さないところです。
ご存じの通り、世界中を飛び交っている移籍関連ニュースの大半は、誰かの願望や思惑に基づくただの噂でありそれ以上ではありませんが、ディ・マルツィオが発信するニュースは、すべて彼自身のプライドがかかったガチネタであり、ハズレはほぼ皆無と言っても過言ではありません。移籍ネタに関しては、どんなにありそうな話でもディ・マルツィオが書くまでは嘘か本当かわからない、どんなにあり得ない話でもディ・マルツィオが書いたら本当、というのが、もはやこの業界の常識になっているくらいです。
ツイッターのフォロワーは全世界で約30万人。日本では13年7月から『ワールドサッカーダイジェスト』誌に連載コラムを寄稿しています。この連載を休載した時には、日本のフォロワーからいくつも問い合わせのリプライが飛んで来たほどの人気です。
そんなディ・マルツィオのオフィシャルサイト『gianlucadimarzio.com』から、移籍関連を中心とする最新ニュースを毎日厳選してお伝えするのがこのコーナー。サプライズはあっても「ガセ」はありませんから、安心してお読みください。(片野道郎)