“超特急ハイプレス”で湘南を追い詰めた
FC東京が湘南を3-2で下した試合でなにより目を引いたのが、永井謙佑の“超特急プレス”だ。スタンドから観戦していた石川直宏(FC東京のクラブコミュニケーター)も「彼にしかできない」というその武器で、永井は湘南を明らかに追い詰めていた。
象徴的だったのが1-1で迎えた40分のシーン。最終的にMFの橋本拳人がゴール前の混戦から逆転弾を蹴り込むのだが、その前に湘南のGK秋元陽太にプレッシャーをかけてチャンスを作ったのが永井だった。あっという間に相手との距離を縮めるあの加速力は湘南からしてみれば間違いなく脅威で、湘南は永井のハイプレスでリズムを狂わされたと言っても過言ではないか。
それにしても、永井はよく走る。抜群の走力・加速力・持久力を生かして、見た目以上にきつそうなハイプレスを途中交代する75分まで続けるのだから、天晴れのひと言である。
象徴的だったのが1-1で迎えた40分のシーン。最終的にMFの橋本拳人がゴール前の混戦から逆転弾を蹴り込むのだが、その前に湘南のGK秋元陽太にプレッシャーをかけてチャンスを作ったのが永井だった。あっという間に相手との距離を縮めるあの加速力は湘南からしてみれば間違いなく脅威で、湘南は永井のハイプレスでリズムを狂わされたと言っても過言ではないか。
それにしても、永井はよく走る。抜群の走力・加速力・持久力を生かして、見た目以上にきつそうなハイプレスを途中交代する75分まで続けるのだから、天晴れのひと言である。
その頑張りにチームメイトもパワーをもらっている。実際、永井と2トップを組んだディエゴ・オリヴェイラは「永井だけを走らせるわけにはいかない。自分もチームのために走らないといけないと思った」とコメントしている。またキャプテンの東慶悟も「ピッチ外で見ている人以上に僕たちはあのプレスに助けられたと感じている」と永井の活躍を称賛した。
永井のハイプレスから始まるFC東京の守備──。ベクトルがしっかりしていると、チームは連動しやすい。その意味で、永井は今“守備のスイッチを入れる”重要なキーマンと言えそうだ。
当の永井は言う。「僕が(プレスに)行った時にチームが連動してついてきてくれるので、(プレスをかけることが)めちゃくちゃきついわけではないですね」。
永井の頑張りを支えているのは、もしかするとチームメイトの信頼かもしれない。
取材・文:白鳥和洋(サッカーダイジェスト編集部)
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当の永井は言う。「僕が(プレスに)行った時にチームが連動してついてきてくれるので、(プレスをかけることが)めちゃくちゃきついわけではないですね」。
永井の頑張りを支えているのは、もしかするとチームメイトの信頼かもしれない。
取材・文:白鳥和洋(サッカーダイジェスト編集部)
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