【浦和】 悪癖“セットプレーからの失点”はもう怖くない! 課題克服のためのある変化

カテゴリ:Jリーグ

広島由寛(サッカーダイジェストWeb編集部)

2018年09月17日

確認し合った「こういうアクションは良くないね」

1失点は喫したとはいえ、それ以外ではチーム全員が集中した守備を見せた浦和は4試合ぶりの勝点3を手にした。写真:金子拓弥(サッカーダイジェスト写真部)

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[J1リーグ26節]横浜1-2浦和/9月16日/日産ス
 
 横浜との一戦は、宇賀神友弥のゴールで先制した後、一時は同点に追いつかれる展開だったが、最後は武藤雄樹の一撃で突き放す。2-1のスコアで浦和が4試合ぶりの勝利を手にした。
 
 ウーゴ・ヴィエイラに許した失点の場面では、右サイドを崩され、ゴール前の厳しさも足りなかった。完封できなかった悔しさはある。それでも、“悪癖”の克服に光明を見出せるゲームでもあった。
 
「セットプレーを含めて、ボールが止まった時に、うちはちょっと気が緩むところがここ最近、多かった。そこに対して周りに鼓舞しようと思っていた」
 
 いつもどおりの熱いプレーで最終ラインからチームを引き締めた槙野智章が、自分たちのウイークポイントを改善できた理由を明かす。
 
「セットプレー絡みの失点が続いていた。そのシーンに関して、一人ひとりのリアクションや表情を見ると、セットプレーになった瞬間に、下を向いたり、水を飲んだり、そっぽを向いたりしている選手が多かった。だから、今一度みんなで、こういうアクションは良くないねと確認し合った」
 
 その成果が出たようだ。
 
「今日は、すごく良い声が出せたりとか、良いアクションを起こせていた。そこは大きく変わったと思う。そうすることで、相手の武器であるセットプレーに対してもプレッシャーをかけることができたはず」
 
 特別なことはしていない。槙野本人も「そういうところのちょっとした差」と言う。だが、ある意味、こうした当たり前の心構えがチーム全体を引き締めて、粘り強い守備につながったのは間違いない。

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