Jリーグのルヴァンカップは９月９日、準々決勝第２戦の４試合が各地で行なわれ、湘南、柏、横浜、鹿島が準決勝に駒を進めた。

　ヤンマースタジアム長居で行なわれたC大阪対湘南は、第１戦を敵地で０対３で落としたC大阪が高木のゴールで先制するが、31分に湘南の金子の得点ですぐさま追いつかれ、苦しい展開に。その後、互いに１点ずつを加え２対２で終了し、２戦合計５対２で湘南が勝利を収めた。C大阪の連覇が潰えた。

　三協フロンテア柏スタジアムでは、柏対甲府が行なわれ、１対１の引き分けに終わり、２戦合計３対３となったものの、アウェーゴール数で柏が上回り、４強入りを決めた。柏は14分に甲府のフェフージンに先制点を許したものの、61分に瀬川のゴールで同点に追いつき、そのまま試合を終えた。

　日産スタジアムで行なわれた横浜対G大阪は、第１戦を４対０でモノにした横浜が、この試合も３対１で快勝。12分に仲川のゴールで先制点を奪った横浜は、20分にも伊藤の公式戦３戦連発となるごーるで追加点。１点を返された85分にも伊藤がトドメの３点目を挙げて危なげなく勝ち切った。伊藤は第１戦に続き２ゴールをあげている。

　味の素スタジアムでは川崎対鹿島が行なわれ、鹿島が３対１で勝利。２戦合計４対２で鹿島が勝利を収めた。鹿島は前半、山本の２ゴールで先手を奪うと、後半は川崎の反撃に遭い、１点を返されるも72分にセルジーニョに追加点が生まれ川崎を突き放した。鹿島は３年ぶりの優勝へ一歩前進した。

　これで準決勝は、湘南対柏、横浜対鹿島の組み合わせで、第１戦が10月10日、第２戦が同14日に行なわれる。