[ルヴァン杯準々決勝・第２戦]川崎１－３鹿島／９月９日／味スタ
 
　ルヴァンカップ準々決勝の第２戦が９日、各地で開催された。味の素スタジアムで行われた川崎フロンターレ対鹿島アントラーズは、３－１でアウェーの鹿島が勝利。この結果、２戦合計４－２（第１戦は１－１）で鹿島が準決勝進出を果たした。
 
　試合は28分に鹿島が先制した。右サイドでボールを受けた遠藤康がクロスを上げると、ニアサイドに飛び込んだ山本脩斗が得意のヘッドで合わせて先制点を叩き込む。山本はさらに37分、ＧＫがパンチングしたこぼれ球に反応し、右足で無人のゴールに２点目を流し込んだ。
 
　対する川崎は後半立ち上がりの50分、中村憲剛とのワンツーでエリア内に侵入した登里享平がＰＫを獲得し、これを阿部浩之が沈めて１点を返す。その後も押し込み続けて何度も鹿島ゴールに迫った。
 
　しかし、次の１点を奪ったのは鹿島だった。ペナルティエリア付近で安部裕葵がボールを収め、巧みなダブルタッチでエリア内にラストパスを供給。これを受けたセルジーニョが冷静にＧＫの股間を抜き、大きな３点目を決めた。
 
　後がなくなった川崎は、齋藤学や田坂祐介を投入して反撃を狙うも、試合はそのままで終了。３－１でアウェーゲームを制した鹿島が、優勝した2015年大会以来、３年ぶりとなる準決勝に駒を進めた。