3試合ぶり先発出場の宇佐美貴史、CKで決勝ゴールの起点に!  

カテゴリ:ワールド

サッカーダイジェストWeb編集部

2017年10月21日

ポストをヒットする惜しいシュートも

2度目のスタメン出場となった宇佐美は前半、効果的なプレーを幾度も披露した。写真は9節デュイスブルク戦。 (C) Getty Images

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 10月20日(現地時間)、ブンデスリーガ2部の第11節が行なわれ、デュッセルドルフの宇佐美貴史は、8節ザンクト・パウリ戦以来のスタメン出場を果たした。


 2列目の左サイドで試合開始を迎えた宇佐美は、2分で大きな仕事を果たす。CKのキッカーを務め、クヨビッチの先制ゴール(フィンクのニアでのフリックを受けて逆サイドでヘディングシュート)の起点となったのである。
 
 この試合では、CK、そしてFKでもキッカーを務めた宇佐美。その精度の高いキックで、幾度か味方のフィニッシュも引き出した。
 
 また14分には、自ら得点機に絡む。ツィマーが右サイドを突破して上げたクロスに、逆サイドでジャンプしながら左足でダイレクトボレーを放ち、ポストを叩く。さらに、そのはね返りに反応してクロスを上げたが、ラマンのヘッドはわずかにクロスバーを越えた。
 
 瞬間的なスピードでグロスクロイツのファウル(イエローカード)を誘えば、アルティントップの横パスをカットしてドリブルで侵攻して中央突破を試みるなど、宇佐美は積極的な姿勢を示し続けた。
 
 後半も同じ位置に就いた宇佐美は、しかし前半に比べてプレーに絡む頻度は低くなり、ボールを受けても無難な捌きに終始。チームも前半に比べて効果的なプレーが減り、ダルムシュタットの攻勢の方が目立つようになると、宇佐美も守備に多くの時間を割かれるようになる。
 
 しかし68分、左サイドでボールを受けるとマイナスに折り返して、走り込んできたノイハウスのシュートチャンスを演出。フリーのノイハウスは切り返しから強烈なシュートを放ったが、コースが甘く、GKに弾き返された。
 
 さらに76分、宇佐美はペナルティーエリアの左手前の好位置で、フリーでボールを得てドリブル勝負を仕掛けようとしたが、タッチが乱れてしまい、好機を活かすことはできなかった。
 
 80分、ギーシェルマンとの交代でピッチを退いた宇佐美。前半はチームの攻撃の中心として効果的なプレーを見せ、相手にとっては間違いなく脅威となっていたはずだ。
 
 デュッセルドルフは、ダルムシュタットに3分、30分、52分と好機を与えたものの、GKヴォルフやDFの好守、そしてシュートの拙さで失点を免れ、1点のリードを守り切って今シーズン9勝目。今節も首位を守った。
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