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【ブンデス日本人の現地評】評価二分の香川、長谷部は全国紙でベストイレブン入り、浅野はドイツ初ゴールも…etc.

カテゴリ:海外日本人

山口裕平

2016年11月01日

リベロ的な役割で強豪を封じ切った「日本のベッケンバウアー」

リベロとして新境地を切り拓きつつある長谷部。新たな起用法については「個人的にはボランチの方がいいが、リベロでもやりがいはある」と語っている(ブンデスリーガ公式HPより)。 (C) Getty Images

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 ブンデスリーガ第9節、最大の注目カードとなったドルトムント対シャルケの「レヴィア・ダービー」は、スコアレスドローに終わった。
 
 昨シーズンはダービーで2戦連続ゴールを奪った香川は先発出場を果たしたが、シュートを放つことなく79分に交代となった。
 
 相手選手と競り合った際に肘が顔に入ってしまい、早々にイエローカードを受けてダービーの激しさを予感させたが、その後はミスの多いチームにおいて、確実なプレーに終始した。
 
 ドイツ・メディアの評価は2つに分かれた。『ビルト』紙は両チーム最低点タイの4点を付け、「パス回しは遅さが見られ、1対1でも弱かった」と記した『ルールナハリヒテン』紙も4.5点とチーム最低点タイを付けた。
 
 一方で、『WAZ』紙は「そうしなければ前で道を見つけられなかったため、この攻撃的な選手は、しばしば後方の深い位置でボールを手放した。前半のドルトムントの攻撃的な選手のなかではベストだった」と評価している。
 
 寸評通り、攻撃選手では最も高い3点が与えられ、同紙からは、前線が渋滞している状況で見せた香川の判断が評価されたかたちだと言える。
 
 フランクフルトの長谷部は、ミッドウィークに行なわれたDFBカップ2回戦に続き、3バックの中央で先発フル出場となった。
 
「日本のベッケンバウアー」とヒューブナーSDが言及したように、長谷部はリベロのような役割でプレーし、広い視野を保って守備を統率し、時には鋭いパスで攻撃を組み立てた。
 
 今シーズンは調子が上がっていないとはいえ、チャンピオンズ・リーグ出場組のボルシアMG攻撃陣を無失点に抑えたのは、評価に値するだろう(試合はスコアレスドロー)。
 
『ビルト』紙はトップタイとなる2点を与え、「非常に素晴らしいパフォーマンス。守備陣を束ね、時にはリベロのようだった。今シーズン、ここまでで最高の試合」と絶賛し、DFとして今節のベストイレブンに選出した。
 
 また、同紙の電子版は「日本のレジェンドとの比較」という見出しで記事を掲載し、コバチ監督が、ザルツブルク時代にともにプレーした宮本恒靖氏のようなプレーを長谷部に求めていることを明かし、次節でも同様の起用があることを示唆している。
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