「クオリティが足りなかった」と反省の弁も。
9月6日のタイ戦、ちょうど1か月後のイラク戦、そして10月11日のオーストラリア戦と、ロシア・ワールドカップ・アジア最終予選で、原口元気は3試合連続で先制ゴールを奪っている。
タイ戦ではヘディングシュートでネットを揺らし、イラク戦ではグラウンダーのクロスを巧みに右足のヒールで流し込み、オーストラリア戦ではスルーパスに抜け出し左足で正確に射抜く。
高度なテクニックが凝縮された多彩なゴールパターンで、チームに勝点をもたらす。今予選で原口がゴールを決めれば負けない。「不敗神話」は継続中だ。
代表での主戦場は左ウイング。ハリルジャパン最大の激戦区であるが、もはや状況は変わってきている。定位置争いがなくなることはないが、ヴァイッド・ハリルホジッチ監督からすれば、原口の進化とともに、もはや頭を悩まさないポジションになったと言えるだろう。
そこまでの活躍ができているのは、今季は開幕からレギュラーの座を勝ち取っているクラブでの充実があるからだろう。オーストラリア戦でも、その“余裕ぶり”がうかがえる。
「ブンデスでやっている時よりも(相手は)全然遅かったし、自分のプレーを出せていたと思う」
日本代表というチームへの感謝も口にする。
「周りのサポートが大きいと思います。ヘルタでは出てこないようなところに、走ればボールが出てくる。走りがいはあります(笑)」
もっとも、追加点が奪えず「クオリティが足りなかった」と反省の弁も。慢心せず常に高みを目指すその姿勢も、原口のさらなる飛躍を約束するだろう。
取材・文:広島由寛(サッカーダイジェスト編集部)
【オーストラリア 1-1 日本|PHOTOギャラリー】原口の3戦連発弾で先制するもPKで悔しい引き分け…
タイ戦ではヘディングシュートでネットを揺らし、イラク戦ではグラウンダーのクロスを巧みに右足のヒールで流し込み、オーストラリア戦ではスルーパスに抜け出し左足で正確に射抜く。
高度なテクニックが凝縮された多彩なゴールパターンで、チームに勝点をもたらす。今予選で原口がゴールを決めれば負けない。「不敗神話」は継続中だ。
代表での主戦場は左ウイング。ハリルジャパン最大の激戦区であるが、もはや状況は変わってきている。定位置争いがなくなることはないが、ヴァイッド・ハリルホジッチ監督からすれば、原口の進化とともに、もはや頭を悩まさないポジションになったと言えるだろう。
そこまでの活躍ができているのは、今季は開幕からレギュラーの座を勝ち取っているクラブでの充実があるからだろう。オーストラリア戦でも、その“余裕ぶり”がうかがえる。
「ブンデスでやっている時よりも(相手は)全然遅かったし、自分のプレーを出せていたと思う」
日本代表というチームへの感謝も口にする。
「周りのサポートが大きいと思います。ヘルタでは出てこないようなところに、走ればボールが出てくる。走りがいはあります(笑)」
もっとも、追加点が奪えず「クオリティが足りなかった」と反省の弁も。慢心せず常に高みを目指すその姿勢も、原口のさらなる飛躍を約束するだろう。
取材・文:広島由寛(サッカーダイジェスト編集部)
【オーストラリア 1-1 日本|PHOTOギャラリー】原口の3戦連発弾で先制するもPKで悔しい引き分け…

10月13日発売号ではJ1・第2ステージ残り3節の見どころを特集。中村憲剛選手のインタビュー、楢﨑正剛×田口泰士選手の対談に加え、J1・500試合の偉業を達成した阿部勇樹選手のストーリーにも迫ります。クラブダイジェストはC大阪。