まるで「俺が試合を決めてやる。だから引くな」と言わんばかり。
5月4日(現地時間)のチャンピオンズ・リーグ(CL)準決勝セカンドレグ。ガレス・ベイルが放ったシュートがフェルナンドの足に当たって決まった20分のオウンゴールが決勝点となって、レアル・マドリーがマンチェスター・シティを1-0で下し、ファイナル進出を決めた。
戦前から大きな注目を集めたのが、クリスチアーノ・ロナウドだ。
右太腿を痛めて戦線離脱し、チームの全体練習に加わったのは試合の3日前。シティとのファーストレグを含めて直近3試合を欠場し、公式戦出場は4月20日以来、2週間ぶりだった。コンディションは決して万全ではなかっただろう。
実際、この日は両チーム最多の5本のシュートを放ちながらゴールはなし。ヘディングには類稀なバネが、キックには規格外のインパクトの強さが、絶好調時と比べればやや欠けていたように見せた。
それでも、左サイドからセンターを中心に動き回ってパスを引き出し、ドリブルの切れ味もまずまず。56分にヘセと代わったルーカス・バスケスが右サイドに入り、ガレス・ベイルが左サイドに回って以降は、CFにポジションを移し、事実上の1トップとしてシティ守備陣に脅威を与えた。
印象的だったのが、74分のワンシーン。ファーストレグがスコアレスドローだったため、マドリーはこのまま1-0で勝てば決勝進出が決まる一方、失点して1-1で終わればアウェーゴールの差で敗退する。
そのため、ホームチームは失点の恐怖に苛まれたか、この前後の時間帯は、自陣の低い位置に守備ブロックを敷く受け身の陣形を取っていた。
「上がれ! 前からプレスしろ!」
その中で最前線のC・ロナウドだけは、身振り手振りをまじえてチームメイトにそんな支持を送っていた。まるで、「俺がもう1点取って、試合を決めてやる! だから引くな!」と言わんばかりに。
戦前から大きな注目を集めたのが、クリスチアーノ・ロナウドだ。
右太腿を痛めて戦線離脱し、チームの全体練習に加わったのは試合の3日前。シティとのファーストレグを含めて直近3試合を欠場し、公式戦出場は4月20日以来、2週間ぶりだった。コンディションは決して万全ではなかっただろう。
実際、この日は両チーム最多の5本のシュートを放ちながらゴールはなし。ヘディングには類稀なバネが、キックには規格外のインパクトの強さが、絶好調時と比べればやや欠けていたように見せた。
それでも、左サイドからセンターを中心に動き回ってパスを引き出し、ドリブルの切れ味もまずまず。56分にヘセと代わったルーカス・バスケスが右サイドに入り、ガレス・ベイルが左サイドに回って以降は、CFにポジションを移し、事実上の1トップとしてシティ守備陣に脅威を与えた。
印象的だったのが、74分のワンシーン。ファーストレグがスコアレスドローだったため、マドリーはこのまま1-0で勝てば決勝進出が決まる一方、失点して1-1で終わればアウェーゴールの差で敗退する。
そのため、ホームチームは失点の恐怖に苛まれたか、この前後の時間帯は、自陣の低い位置に守備ブロックを敷く受け身の陣形を取っていた。
「上がれ! 前からプレスしろ!」
その中で最前線のC・ロナウドだけは、身振り手振りをまじえてチームメイトにそんな支持を送っていた。まるで、「俺がもう1点取って、試合を決めてやる! だから引くな!」と言わんばかりに。