J１リーグ２ndステージ・17節
浦和レッズ-ヴィッセル神戸
11月22日（日）／13:30／埼玉スタジアム2002

第２ステージ成績：（16節終了時）：５位　勝点28　８勝４分４敗　25得点・21失点
年間成績（33試合終了時）：２位　勝点69　20勝９分４敗　64得点・38失点
 
【最新チーム情報】
●最終ラインは故障者が相次ぐ。那須欠場で、永田がリベロに入るか。
●好調なボランチ青木が先発？
●GK西川は「無失点でチャンピオンシップにつなげる」と宣言。
●ペトロヴィッチ監督がベンチ入りを明言。鈴木啓太の退団セレモニーを試合後実施。

【担当記者の視点】
　リーグ最終戦は、得失点差が12も開いているため、事実上、浦和が神戸に勝ち、広島が湘南に敗れることが年間1位になるための条件だ。
 
　ただし、最終ラインは前節で負傷した那須、足を傷めて不安を抱える森脇の出場が微妙だ。さらに岡本も負傷により離脱。DF陣は、永田、加賀、そして阿部の中から起用されそうである。また、好調な青木のボランチ起用は十分あり得る。

　一方、CFの人選も読めない。試合前日に興梠が首痛を再発し、大事をとった。スロベニア代表としてユーロ予選を戦ったズラタンも時差の影響がある。ズラタンの先発は有力視されるが、状態の良い李の抜擢もあるか。
 
　もちろん“逆転年間１位”は狙っている。

　それでも最優先されるのは、早ければ28日に始まるCSに万全の態勢で臨むこと。この神戸戦でいろんな意味で無理をすれば、昨季の二の舞になりかねない。CSを睨み、那須、森脇、興梠には無理をさせないことは予想される。
 
　GK西川は「無失点で勝ちCSにつなげる。日本代表の試合に出て、周りの見方も変わり、責任感が強くなった。ホームで勝って、締めくくりたい」と意気込む。加入１年目ながら大ブレークした武藤は、「1年間応援してもらったサポーターの前で勝利し、チャンピオンシップ（CS）に自信を持って臨みたい」と気持ちを昂ぶらせていた。
 
　試合後には今季限りで退団が決まった鈴木のセレモニーが実施される。浦和ひと筋16年間プレーした背番号13から、サポーターへの挨拶が予定されている。指揮官は試合前日の記者会見で、「一緒に仕事できたことを誇りに思う」と鈴木のベンチ入りを明言。選手たちは「良い形で送り出せるようにしたい」と、勝利で鈴木の花道を飾ろうと気持ちをひとつにしている。