J１リーグ２ndステージ・７節
横浜F・マリノス － ヴァンフォーレ甲府
８月16日（日）／18:00／日産スタジアム
 
横浜F・マリノス
２ndステージ成績（６節終了時）：14位　勝点５　１勝２分３敗　７得点・８失点
年間成績（23試合終了時）：９位　勝点31　８勝７分８敗　28得点・25失点
 
【最新チーム事情】
●齋藤は２ndステージに入ってから５試合・３得点と好調を維持している。
●前節・名古屋戦で３-０と快勝を収めたことで、メンバー編成に大きな変化はない。唯一、中村がボランチに入る可能性がある。
●右足首痛の栗原は、練習での負荷を下げながら公式戦に向けて調整中。
●清水戦で胸部に痛みを訴えた兵藤は別メニュー調整で、甲府戦でメンバー入りするかは微妙。
 
【担当記者の視点】
　前節は名古屋に敵地で３-０の完勝。６試合目にして第２ステージ待望の初勝利、通年のリーグ戦では10試合ぶりの勝点３を掴み、長いトンネルをようやく抜け出せた。
 
　悪い流れを断ち切ることはできたが、今節は近年、苦手としている甲府が相手となる。過去２シーズンの戦績は３分１敗。今季の第１ステージも１-１のドローに終わっている。
 
　毎度、甲府の手堅い守備に手こずってきたが、今の横浜はラフィーニャの復帰や齋藤が好調をキープするなど、攻撃陣が充実している。前節に３試合ぶりのゴールを挙げたアデミウソンの調子も上向きで、伊藤や藤本ら主力クラスもいつでもスタンバイできている。
 
　セットプレーやカウンターなど“もったいない”失点を与えないよう集中した守備をベースに、今節もチャンスを確実にモノにして連勝を飾りたい。
 
ヴァンフォーレ甲府
２ndステージ成績（６節終了時）：15位　勝点５　１勝２分３敗　４得点・５失点
年間成績（23試合終了時）：14位　勝点25　７勝４分12敗　16得点・27失点
 
【最新チーム事情】
●横浜のアデミウソンを起点にした直線的なカウンターには「緻密なラインコントロールで対抗したい」（佐久間監督）。
●佐久間監督はDF山本の先発起用を示唆。
●阿部拓が体調不良で14日の練習を回避。今節はベンチスタートが濃厚。
●右WBには稲垣、シャドーには「守備時のスライド、攻撃のスピード感」（佐久間監督）を期待して新井の起用が有力。
 
【担当記者の視点】
　第２ステージに入り、６試合を終えて１勝２分３敗。成績が下降しているひとつの要因は、守備強度の低下だ。要のCB山本を負傷で欠いた直近３試合はすべて先制されており、後半に伊東のゴールで追いついた浦和戦以外、勝点１さえ積み重ねられていない。
 
　実際に前節のFC東京戦でも、相手の猛攻を受け続けて「最終ラインが深くなりすぎてしまった」（佐久間監督）ことが失点につながった。総得点がリーグワースト２位（第２ステージ）の攻撃力も気掛かりだが、生命線とも言える堅守の再建は急務だ。
 
　その点、山本の先発復帰の目処が立ちそうなのは好材料。球際への強さはもちろん、的確な判断でラインをコントロールできる絶対的CBの奮起が、今こそ求められている。