J１リーグ２ndステージ・７節
松本山雅FC － 名古屋グランパス
８月16日（日）／18:00／松本平広域公園総合球技場
 
松本山雅FC
２ndステージ成績（６節終了時）：13位　勝点６　２勝０分４敗　６得点・14失点
年間成績（23試合終了時）：16位　勝点21　６勝３分14敗　23得点・40失点
 
【最新チーム事情】
●前節は痛恨の逆転負け……。拭い難い精神的ダメージが残る。
●その仙台戦で新戦力ウィリアンがJデビュー。オビナとの連係も徐々に深まっている。
●今節は中３日での試合だが、自慢の体力面に不安はない。
 
【担当記者の視点】
　逆転負けを喫した前節の仙台戦を見ても、イージーなミスからの失点が一向に減らない。１失点目はGKのキャッチミスからだったが、「ああいうミスは絶対に逃さないのがJ１のチーム」（反町監督）である以上、細部をさらに詰めていかなければならない。
 
　とはいえ、消極的になる必要はない。ストロングポイントである“アグレッシブさ”を失えば、チームの土台から揺らぐことになる。矛盾しているかもしれないが、ミスを恐れずにファイトする姿勢を貫きたい。
 
　好材料は、前節に新加入のウィリアンがさっそくJデビューを果たしたこと。87分からの出場で持てる実力をほとんど示せなかったが、さらにフィットしてくれば必ず戦力になってくれるはず。
 
　まだまだ厳しい状況は続いているが、最低でも引き分けで終えるなど、粘り強く勝点を上積みしていくしかない。
 
名古屋グランパス
２ndステージ成績（６節終了時）：７位　勝点10　３勝１分２敗　11得点・10失点
年間成績（23試合終了時）：８位　勝点32　９勝５分９敗　29得点・28失点
 
【最新チーム事情】
●永井と川又は先発濃厚か。
●望月のボランチ起用と、矢田が永井の代役を務める可能性も。
●怪我の治療のため、グスタボがブラジルへ一時帰国。
 
【担当記者の視点】
「耐えるところは耐え、少ないチャンスを確実に活かそうと考えていた」（西野監督）という前節・横浜戦は、逆にそれを相手に実行されて完敗。仕切り直しとなる今節は、５試合を３勝１分１敗で駆け抜けた中断期前の勢いを取り戻せるかが焦点となる。
 
　前線は永井、川又の先発が有力。代表戦での疲労蓄積が懸念されるが、ノヴァコヴィッチ、小屋松、矢田の攻撃ユニットが横浜戦で今ひとつ機能しなかったこともあり、彼らの奮起に期待するしかない。
 
　また、先発が濃厚な小屋松にとっては、３月の開幕戦でプロ初スタメン＆初ゴールを決めた松本が相手とあって、期する想いもあるはず。チャンスメイクだけでなく、貪欲にゴールを狙っていきたい。