J１リーグ・2ndステージ-６節
柏レイソル – ヴィッセル神戸
８月12日（水）／19:00／日立柏サッカー場

柏レイソル
２ndステージ成績（５節終了時）：６位　勝点６　３勝０分２敗　５得点・６失点
年間成績（22試合終了時）：12位　勝点27　７勝６分９敗　27得点・31失点
 
【最新チーム事情】
●２週間の中断期でエデルソンのフィットが進み、スタメン出場の可能性が高まる。
●８月５日に非公開で練習試合を実施。出場メンバー、対戦相手、スコアなど公開されず。
●中山がU-18日本代表に選出される。
 
【担当記者の視点】
　ボールは保持するがシュート、クロス、ゴール前へのパスが極端に少なく、サッカーの本質である「ゴールを奪う」ことを忘れてしまう。そして、ボールを持つことだけにこだわりすぎ、そのパス回しの間でミスが生じてカウンターから失点を招く――。前節の湘南戦でも見せた敗因は、第１ステージから変わらない柏が抱える悪癖でもある。
 
　中断期では、その問題点を改善するため、「攻撃に迫力を持たせて、相手ゴールに襲いかかる」部分を念頭に置かれた。８月５日の練習試合は完全非公開、さらに９日からも３日連続で非公開練習を行なっており、その改善の具合は定かではないが、「攻撃の意識はだいぶ変わった」というのが選手たちの声だ。
 
　また、この２週間の朗報はもうひとつある。エデルソンのコンディションが上がり、連係もスムーズに進められたため、いよいよスタメンでの出場が現実味を帯びてきた。前述した攻撃の課題も、エデルソンの加入でクリアされるところはあるため、攻撃面の意識改革に向けてアクセントを与えたい。
 

ヴィッセル神戸
２ndステージ成績（５節終了時）：８位　勝点７　２勝１分２敗　９得点・８失点
年間成績（21試合終了時）：11位　勝点26　６勝８分８敗　26得点・27失点
 
【最新チーム事情】
●前節の広島戦（●０-４）から守備の修正がなされているかがポイントに。
●東アジアカップに韓国代表として出場したチョン・ウヨンのコンディションが心配。
●オプションとして４バック採用の可能性も？
 
【担当記者の視点】
　前節の広島戦は０-４で完敗。２週間の準備期間を経て、守備の修正がなされているかが、大きなポイントになる。そうしたなか、トレーニングでは４バックをテスト。チョン・ウヨンが東アジアカップで不在のため、本来はウイングバックの奥井をボランチで起用するなど、４-３-３を敷く柏対策と思われる練習を行なっている。
 
　おそらくスタートは慣れ親しんだ３-４-２-１になるだろうが、逃げ切りのオプションなどとして４バックを採用する可能性はある。
 
　一方、心配なのは、東アジアカップで日本戦を含めて２試合に出場したチョン・ウヨンのコンディションだ。チームに不可欠な攻守のつなぎ役だけに、彼が欠場となれば苦戦は免れない。万が一不在となった場合は、森岡をボランチに下げる形も考えられる。いずれにしてもまずは守備を意識し、先に失点しないことが大切だろう。