タフな戦いぶりを支える「反発力」「修正力」そして「継続力」。
広島にとっては“必然”の勝利だった。
45+1分、佐々木がペナルティエリア内で倒されてPKを獲得した場面は、ストッパーの水本がリスクを冒してアタッキングサードまで攻め上がり、シュートを放ったからこそ生まれた。54分の追加点にしても、先制点を奪ったことで相手が前がかりになったところを、したたかにカウンターで仕留めたものだ。横浜に60パーセントものボール支配を許すなか、「我慢強く、冷静に試合運びをした結果」(森保監督)である。
【J1 PHOTOハイライト】広島 2-0 横浜
【J1 PHOTOハイライト】2ndステージ・4節
ミキッチによれば、スカウティングの段階で、横浜が第1ステージの対戦とは異なり、前へ急がず後ろからじっくりとビルドアップしてくることは分かっていたという。リトリートしてブロックを作る相手に、無理してボールを奪いに行かずとも、しっかり守っていれば取れると確信があった。
「前目にプレスをかけて、上手くパスコースを消しながら寄せていき、バックパスをさせる理想の形ができた。それ以外にも、中央にボールをわざと入れさせて、千葉と(佐々木)翔、水本が上手くボールに反応してくれたし、全部がハマった」(ミキッチ)
今の広島は、ハイプレスをかけてくる相手でも、リトリートして守備を固める相手でも、臨機応変に戦い方を選択することが可能だ。加えて、横浜戦や松本戦のように先行逃げ切りもできれば、前節の浦和戦のように劣勢に立たされても集中力を切らさずに耐え凌ぎ、逆転勝利を挙げることもできる。
「反発力、修正力、継続力」――。
森保監督はタフな戦いを続けられる要因を“3本の矢”で表現し、キャプテンの青山も「やるべきことはみんなで共有できているので、大崩れは絶対にしない」と同調する。
45+1分、佐々木がペナルティエリア内で倒されてPKを獲得した場面は、ストッパーの水本がリスクを冒してアタッキングサードまで攻め上がり、シュートを放ったからこそ生まれた。54分の追加点にしても、先制点を奪ったことで相手が前がかりになったところを、したたかにカウンターで仕留めたものだ。横浜に60パーセントものボール支配を許すなか、「我慢強く、冷静に試合運びをした結果」(森保監督)である。
【J1 PHOTOハイライト】広島 2-0 横浜
【J1 PHOTOハイライト】2ndステージ・4節
ミキッチによれば、スカウティングの段階で、横浜が第1ステージの対戦とは異なり、前へ急がず後ろからじっくりとビルドアップしてくることは分かっていたという。リトリートしてブロックを作る相手に、無理してボールを奪いに行かずとも、しっかり守っていれば取れると確信があった。
「前目にプレスをかけて、上手くパスコースを消しながら寄せていき、バックパスをさせる理想の形ができた。それ以外にも、中央にボールをわざと入れさせて、千葉と(佐々木)翔、水本が上手くボールに反応してくれたし、全部がハマった」(ミキッチ)
今の広島は、ハイプレスをかけてくる相手でも、リトリートして守備を固める相手でも、臨機応変に戦い方を選択することが可能だ。加えて、横浜戦や松本戦のように先行逃げ切りもできれば、前節の浦和戦のように劣勢に立たされても集中力を切らさずに耐え凌ぎ、逆転勝利を挙げることもできる。
「反発力、修正力、継続力」――。
森保監督はタフな戦いを続けられる要因を“3本の矢”で表現し、キャプテンの青山も「やるべきことはみんなで共有できているので、大崩れは絶対にしない」と同調する。

前からプレスをかけて、上手くパスコースを消しながら寄せていき、横浜のバックパスを誘発。中央にボールをわざと入れさせて、3バックが奪うパターンも見事にハマった。 写真:佐藤 明(サッカーダイジェスト写真部)