小宮良之 新着記事

「バスを置く」オーストラリア代表の“悲惨”な戦いぶりは時代錯誤も甚だしい【小宮良之の日本サッカー兵法書】

 10月15日、埼玉スタジアム。2026年W杯アジア最終予選、オーストラリアは日本と1-1で引き分けている。先制しながら追いつかれる形だったが、貴重な勝点1だった。グループリーグは2位をキープし... 続きを読む

見直すべき“通訳の価値”。その技量は意外なほどチームの浮沈にかかわる 【小宮良之の日本サッカー兵法書】

 Jリーグのクラブが勝つために、やるべきことは山ほどあるのだろう。まずは社長がまともで、優れたスポーツダイレクターを据え、良い監督と契約し、いいスタッフをそろえ、適切な選手補強をする。トレーニン... 続きを読む

爆発的な試合数の増加は狂気の沙汰。ケガ人は続出、確実に負担が身体を蝕んでいる【コラム】

 今シーズンは開幕から、選手のケガが目立つ。今年は大陸別の大会も各地で行われるなど、その負担が確実に身体を蝕んでいるのだ。 EUROで優勝したスペイン代表の有力選手に、ケガが相次いでいる。 FC... 続きを読む

予選で「無敵艦隊」を作り上げた元スペイン代表監督クレメンテ。戦術的は凡庸でもリーダーの資質は備えていた【コラム】

 2019年10月、スペイン、ビルバオのホテルのロビーで、元スペイン代表監督でEUROやワールドカップで指揮を取ったことのあるハビエル・クレメンテと話をする機会があった。 一見、クレメンテは小柄... 続きを読む

「実力を確かめられたら先発で使う」評価上昇のバルサ指揮官フリック。その特異な“若手起用術”【コラム】

 FCバルセロナを新たに率いることになったドイツ人指揮官、ハンジ・フリックの采配が評価を高めている。 ラ・リーガでは8勝1敗。結果もさることながら、その中身が充実している。激しくゴールに迫りなが... 続きを読む

「サッカーを知っている」日本代表の波状攻撃を生み出すボランチコンビの格別な存在感。舵を取れるMFがいるチームは強い 【小宮良之の日本サッカー兵法書】

 今年9月、2026年W杯アジア最終予選、森保一監督が率いる日本は、中国、バーレーンを相手に12得点で連勝スタートしている。 日本は攻守両面で、相手を圧倒していた。戦術的に整備され、実にロジカル... 続きを読む

「絶対負けられない戦い――」その緊張感はもはやアジアに存在しない。日本代表は“世界標準”で戦う必要がある 【小宮良之の日本サッカー兵法書】

「絶対負けられない戦い」 メディアがどれだけ煽ろうとも、もはや、その緊張感はアジアに存在しない。 この2、3年で、日本人選手たちはメキメキと力を付けてきた。欧州進出が常態化。ベルギー1部で16人... 続きを読む

「走行距離が多い=好選手」ではない。ロドリが“走る”のは正しいポジションを取るインテリジェンスがあるからこそ【コラム】

 走行距離のようなデータが、未だにもてはやされている。その数字は、一つの参考になるだろう。しかし、そこで上回っても、勝利には直結しない。実際、走行距離で上回っても負けることはしばしばあるし、勝敗... 続きを読む

悪童が「ジョゼのために死ねる」 常に選手だけを見ていた指揮官モウリーニョの“求心力”。かたや会長や社長とベッタリの監督は…【コラム】

 FCポルト時代、ジョゼ・モウリーニョが欧州王者にチームを導く直前(チャンピオンズリーグ準決勝の数日前)、筆者はインタビューしたことがある。 当時から、モウリーニョは唯我独尊の気配があって、&l... 続きを読む

W杯ベスト8の目標に向け、アジア予選は逆算した取り組みが必要。勝つことよりもどう勝つかが重要だ【小宮良之の日本サッカー兵法書】

 森保ジャパンは、2026年W杯アジア最終予選を戦う。8大会連続8度目の本大会出場に向け、「負けられない」戦いが続くだろう。もっとも、今回は全体の出場チームが増えたことによって、アジア出場枠は4... 続きを読む

「解任ブースト」の効果は続いても2、3試合。効用がなくなれば終わりのない混乱が訪れる【コラム】

 日本サッカー界にはこんな表現がある。成績不振のチームの監督を解任し、そのギロチン効果によって組織全体の士気を高め、調子を上へ釣り上げる。追い込まれた状況でのチームマネジメントの一つだ。 何も日... 続きを読む

世界の「クラシコ」はタイトルを争う2チームによる“伝統の一戦”。一方、Jリーグでは…【小宮良之の日本サッカー兵法書】

 世界には、「クラシコ」と言われるフットボールゲームがいくつもある。アルゼンチンでは、ボカ・ジュニオルス対リーベル・プレート、フランスでは、オリンピック・マルセイユ対パリ・サンジェルマンなどが最... 続きを読む

子ども時代の“熱”を忘れたフットボーラーなかなかトップに辿り着けない【コラム】

「フットボーラーは、子ども時代と同じようにフットボールを謳歌するべきだ。プロになった後で、『子どものときのようなプレーは再現できない』なんて、私にはあり得ない。フットボールに恋するような純真さは... 続きを読む

何が良いスタジアムか? いかに選手がプレーに集中し、観客が楽しめるかだ【コラム】

 6月11日。2026年W杯アジア2次予選、日本対シリアの一戦は、広島市内にある「エディオンピースウイング広島」で行われている。 今シーズン、お披露目になったスタジアムは極上のホスピタリティだっ... 続きを読む

EUROでも帝王感を放っていたベリンガム。ただ、個を活かす戦術がないイングランドには限界があった【コラム】

 選手という「個」がチームの戦術を旋回させることは、ないことではない。むしろ、しばしばあるだろう。特に際立った「個」の力を持つ選手は、その人そのものが戦術になるのだ。 EURO2024では、決勝... 続きを読む

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