今年5月に、パリ・サンジェルマンが久保建英の獲得に興味を持っていると報じた、レアル・マドリーの専門メディア『Defensa Central』が7月21日、続報を伝えている。パリSGが来夏にキリアン・エムバペをマドリーヘ売却し、その見返りとして、久保の譲渡を要求する可能性があるという。
マドリーがエムバペの獲得を狙っているのは、もはや周知の事実だ。本人も同胞のジネディーヌ・ジダン監督の下でのプレーに前向きとされ、後はクラブ間の移籍金交渉になるが、コロナ禍で財政がダメージを受けたことにより、今夏の引き抜きは断念。パリSGとの契約が残り1年となる来夏にチャレンジするというのが大方の見方だ。
記事によれば、パリSG側も、契約切れでフリーとなってしまう前に売却しなければならないため、エムバペがこのまま契約更新にサインしない場合は、来夏に移籍させる準備を始めているようだ。
そして、“本命”であるマドリーに売却する場合、高額な移籍金の一部として2人の選手の譲渡を要求する準備があるという。
パリSGは来夏の移籍を容認か
ひとりは、昨シーズンも獲得を画策したブラジル代表FWヴィニシウス・ジュニオール。ただ、マドリーは現時点でこの20歳の俊英をオペレーションに含めるつもりはないという。
そして2人目として名前が挙がったのが久保だ。記事は、19歳のサムライ戦士について、次のように綴っている。
「オペレーションに含めるように要求される2人目は、タケフサ・クボだ。レアル・マドリーの日本人選手は、今シーズンにマジョルカで光り輝いた。彼の価値には、日本市場のそれを加える必要がある。彼は日本の象徴であり、チームに莫大な収入をもたらすだろう」
このオペレーションの実現性は定かではないが、いずれにしても来夏の話であり、来シーズンの久保の活躍いかんで、状況はまったく変わってくるだろう。ただ、こうしたビッグディールに名前が挙がるほど、久保の評価が高まっているという事実だけは間違いなさそうだ。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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